実務経営サービスからの
メッセージ
代表取締役 中井誠
おかげさまをもちまして、私たち㈱実務経営サービス、会計事務所の皆さまをご支援する実務経営研究会、さらに機関誌「月刊実務経営ニュース」は、今年で11年目を迎えることができました。これも、会員各位、そして弊誌購読者の皆さまのご協力、ご声援のたまものと深く感謝申し上げます。
2007年の夏から始まった世界的な金融不安は、局地的に見ると小康状態になりつつありますが、アラブ首長国連邦ドバイ政府の対応を引き金に株価が一時的に急落するなど、予断を許さない状況です。日本国内を振り返ってみますと、昨夏の衆議院議員総選挙で民主党が大勝、鳩山政権が発足しましたが、政権交代の効果は市井にはまだ届いていないようです。他国と比較しても株価は低迷する一方、政府がデフレを宣言する事態になっています。景気の影響を受けやすい中小企業の状況は深刻で、実務経営研究会会員の先生方からも、顧問先企業の抱える問題の大きさを実感する話をたびたび伺っています。
中小企業を顧客としている会計業界も、この厳しい経済状況の影響を受けています。顧問先の倒産・廃業がある一方で、新規顧問先の獲得は容易ではありません。これには、会計事務所間の競争の激化、そして情報をもとに自ら会計事務所を選ぶ「選択する顧問先」の登場も影響しています。
しかし、私はこうした厳しい状況は、発展を真剣に考える会計事務所にとってはチャンスなのだと申し上げたいと思います。経営の神様といわれる故松下幸之助氏は、「不況またよし」という有名な言葉を残しています。氏が創業したパナソニック㈱(旧松下電器産業)は、昭和初期の世界恐慌に前後してアイロン製造部門を新設したほか、ラジオ事業に本格的に進出したり、乾電池製造を直営したりするなど、世界的企業に発展する礎を不況時に作っています。景気のよい時に下克上はありません。厳しい時にこそ、大躍進のチャンスはあるのです。
私たち実務経営サービスは、実務経営研究会会員の皆さまにチャンスをつかんでいただくため、最新の経営情報、事務所発展のための具体的なノウハウを、今年も大量にご提供する予定です。すぐに実践できる手法を数多く詰め込んだスキルアップセミナー、この経済状況下でも持続的な発展を続ける会計事務所の見学会、事務所経営の最先端が分かる弊誌「月刊実務経営ニュース」、事務所に居ながらにしてノウハウを学べるDVDツールなど、従来にも増して内容の濃いコンテンツをご用意いたします。
厳しい時代だからこそチャンスがある――。私たち実務経営サービスはこの言葉をかけ声に、本年も実務経営研究会会員の皆さまの成長と発展を強力にご支援させていただきます。
本年もご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
2010年1月