ブログ・アウトサイドストーリー

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2014

  • 2014年12月号 ブログ・アウトサイドストーリー102

    第17回税務会計系ブロガーサミット 協同経理事務所(加藤公認会計士・税理士事務所) 加藤暁光

     2006年2月に始まった税務会計系ブロガーサミットも、第17回を迎えました。といっても、私は2012年に監査法人を辞めて独立しましたので、第14回からの参加です。にもかかわらず、幹事のお役目が回ってきました。というわけで、このリレーサミットも2回目になります。

     私事はこのくらいにして、9月20日に盛大に行われたサミットの模様のご報告に移りましょう。今回は、弥生株式会社の岡本浩一郎社長様、石田博昭様、吉岡伸晃様、堀川貴政様ほかの皆様に大変お世話になりましたので、この場を借りて御礼申し上げます。また、実務経営サービスの板垣様にもご協賛をいただき、誠にありがとうございました。

     なお、ブロガーサミット専用ブログ(http://blog.livedoor.jp/akirakokimura/)にて、同様に記載しております。

    午前の部 クルージング

     

     午前の部として、特別企画のクルージングを行いました。参加者は12名でした。日本橋を出発し、三越で買い込んだお弁当を食べながら水道橋や御茶ノ水を経由し、永代橋、清洲橋までをめぐるコースです。やはりハイライトは、広い隅田川に出た後のスカイツリーを遠望できる風景でした。

     船頭の小倉さんによる、江戸から昭和までの歴史を踏まえた軽妙洒脱な解説も楽しかったです。江戸城の旧外堀を中心に通ったため、江戸城築城時のエピソード(例えば石垣に大名家の家紋が残っているなど)が印象的でした。こちらも発案、予約とも弥生様に行っていただきました。ありがとうございました。

    午後の部 ブロサミ会議

     

     クルージングに続いて、ソラマチを散策した後、ブロサミ会議が始まりました。午後は松波先生、岡本社長も合流し、参加者は弥生の開発担当の方も含めて18名になりました。

     まず、B-LABO(銀行対策ラボ)を主宰されている松波先生から、特別プログラムとして「弥生会計を使ったキャッシュフロー計算書のつくり方」と題する講演がありました。いつもJDLで楽につくっている私としては、弥生でつくるコツはピンとこなかったのですが、弥生を利用されている事務所の皆様には大変参考になるお話だと思いました。

     次に弥生の岡本社長から、「弥生の取り組みについて」と題した講演がありました。弥生のこれからの取り組みについて、ここでしか聞けないお話も飛び出し、大変有意義だったと思います。九州からわざわざ戻ってきていただいた岡本社長には感謝の言葉もありません。重ね重ねありがとうございました。

    夜の部 神田散策︑懇親会

     

     会議が終わり、参加者16名で神田明神にお参りに行きました。だいぶ暗くなっていましたが、久しぶりに来た人、初めて来た人(松山や富山、大阪からもご参加者がありました)もいて、新鮮な体験でした。

     懇親会は、新しくできたビル(御茶ノ水ソラシティ)の「きやり」というソバのお店で、居酒屋フードも交えて和気藹々と行われ、21時過ぎにお開きとなりました。

     次回は久しぶりに富山で(以前は高岡)、開通直後の北陸新幹線で行くブロガーサミットと銘打って行います。これをお読みの先生方、次回はぜひともご参加ください!

    加藤暁光(かとう・あきみつ)

    公認会計士、税理士、システム監査技術者、M&Aスペシャリスト、事業再生スペシャリスト、そして資金調達相談士(銀行対策ラボの資格!)です。某監査法人を早期退職し、さいたま市桜区にて開業しております。事務所自体は創立41年ですが、私が関わりだしてからは16年です。ホームページはこちらです。よろしくお願いします。

    http://www.kdokeiri.com/

    趣味は自主チャートづくりで、三十数年やっています。ホームページ「チャート梁山泊(りょうざんぱく)」を19年間続けており、2015年で20年目に突入します。チャートマニアの方からのご連絡もお待ちしております。

    http://www.os.rim.or.jp/~katokiti/

  • 2014年11月号 ブログ・アウトサイドストーリー101

    「ブロガーサミット」を通じた「つながり」 アイル会計事務所 税理士 中川純一

    はじめに

     

     もう1年ほど前の話になりますが、「第15回税務会計系ブロガーサミットinグランフロント大阪」に、初めて参加させていただきました。ブログもツイッターもやっていないのにいいの?と思ったのですが、白川浩先生よりお誘いがあり、フェイスブックをやっていたらOKというご連絡をいただき、気軽に参加させていただきました。

    ブロガーサミット当日

     

     会場は昨年の春にオープンしたばかりのグランフロント大阪。会場の雰囲気と、初参加ということもあり緊張していましたが、幹事の方々のスムーズな進行と、参加されている方々に気さくに話しかけていただけたので、徐々に緊張も和らいでいきました。

     私のように独立して1人で事務所運営(経営というほどのものではないです……)をしていると、意識して自分から行動しないと、人とのご縁や情報が入ってこないので、業界の先輩であり、事務所経営の先輩でもある先生方のお話が聞けるのはよい機会でした。

    ブロガーサミットに参加してみて

     

     みなさん情報感度が高く、一歩も二歩も進んでいる方々なので、参考になるお話が聞けること、また、開業されている方、勤務されている方など、いろいろな方が参加されているので、グループワークでも、さまざまな意見が出て参考になりました。

     個人的にはITに強い方もいらして、ITに弱い私としては参考になりっぱなしの、情報をいただくばかりで申し訳なかったです。また、懇親会ではお酒も入り、気さくな方たちばかりだったので、ざっくばらんに話せて楽しく過ごせました。

    SNSならではの「つながり」

     

     フェイスブック等のSNSの活用としては、距離に関係なく、つながった方の近況などが分かるので、ゆるいつながりですが、関係性が持続できる点は長所だと思います(自分自身は、全然発信できていませんが……)。イベントに参加しても、名刺交換をしておしまい……、というパターンが多いと思われますが、このゆるいながらもつながりが継続することにより、コミュニケーションがとりやすくなるのではないでしょうか。また、コミュニケーションがとりやすくなることにより、実務で疑問に思ったことについて質問を投げかけると、つながっている先生からアドバイスや回答がいただけたりするのも、SNSならではのよさだと思います。

    WEBにおける情報の取捨選択

     

     これだけインターネットから洪水のように情報が流れている現在では、インターネットの情報というのはまさしく玉石混交状態です。もちろん、書籍や資料からも情報を仕入れますが、ネットからの情報を仕入れる機会も増えている現在、「情報の質」という面では、まだまだ取捨選択(目利き)が必要な感じがします。というのも、検索をかけるといろいろな情報が出てきますが、前提条件が違ったり、法律の改正前の情報だったり等々、自分で情報をきちんと吟味しないと使えないかな……、というのが正直な感想です。

     その点、ブロサミでつながった方々の情報は、キッチリしていて情報発信に長けている方が多いので、参考になると思います。そのような意味では、人との「つながり」によってこそ、情報を的確に受け取ることが可能な時代なのかなぁ……と思います。

    情報の信頼度=人の信頼度

     

     「ブロガーサミット」ということで、「ブログ」についてですが(何度も言いますが、自分は「ブログ」をやっていません……(汗))、佐々木俊尚氏の「キュレーションの時代」という著書に以下のような文章があります。

     「ネットで活動するということは、つねに自分の行動が過去の行動履歴も含めてすべて透明化され、検索エンジンにキーワードを一発放り込むだけでだれにでも簡単に読まれてしまう。そういう自分をとりまくコンテキストがつねに自分についてまわってしまう世界なのです。

     これはテレビのコメンテーターのような無節操な人たちには恐ろしい世界に映るでしょう。でも逆に考えれば、きちんと真っ当なことを言って世界観を一貫させて語っていれば、つねに自分の信頼をバックグラウンドで保持できる安定感のある世界であるということも言える。」(注1)

     ブロガーサミットに参加されている方々は、個性的な方たちで、その方の個性がブログに出ていて、その方独自のフィルターを通したモノの見方で世界観は一貫されていると思います。

     また、以下のような文章もあります。

    「『人』を視座とする情報流通は、いまや圧倒的な有用性を持つようになり、私たちの前に現れてきているということでもあるのです。」(注2)

     佐々木氏はこの「視座」を提供する人を「キュレーター」、そしてキュレーターが行う「視座の提供」を「キュレーション」と言っています。

     そう考えると、WEBからの情報を選択する際には、その情報を流している「人」の信頼度から、ある程度その情報の信頼度をおしはかることができるように思います。

     そのような意味では、ブロガーサミットに参加されている「ブロガー」の方たちが流している情報は、信頼できるといえるのではないでしょうか。

     そのような個性的な方々に出会える「ブロガーサミット」は、大変勉強になり、参加してよかったと思います。

    〈参考〉

    • 佐々木 俊尚「キュレーションの時代―『つながり』の情報革命が始まる」

    筑摩書房(ちくま新書)2011年

    〈引用〉

    • 注1 佐々木 俊尚、前掲書、2011年、208〜209ページ

    • 注2 佐々木 俊尚、前掲書、2011年、210ページ

    中川純一(なかがわ・じゅんいち)

    昭和43年大阪府生まれ。

    大阪市内の資産税を得意とする会計事務所、民事再生を得意とする公認会計士事務所を経て、管理会計・相続事業承継を得意とする会計事務所に勤務後、独立。

    平成23年大阪市西区に事務所を移転し、現在に至る。

     

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  • 2014年10月号 ブログ・アウトサイドストーリー100

    ブログを通じた出会い 税理士 井上岳彦

     はじめまして、こんにちは。

     大阪市内の税理士事務所で補助税理士として働いています、井上岳彦と申します。昨年、大阪の梅田で開催されたブロガーサミットに初めて参加した際、大林先生にお声をかけていただいたのがきっかけで、今回リレーエッセイに執筆させていただくことになりました。

     「さて、何のテーマで書こうかな?」と考えたときに頭の中に浮かんだのが、ブロガーサミットの名前の由来である「ブログ」でした。ブログを通じた人との出会いからブロガーサミットへの参加、ブログに対する現在の思いについて書いてみたいと思います。

    ブログとの出会い

     

     ブログとの出会いは、私が税理士試験の受験勉強を始めたころでした。

     当時、税理士試験の学習記録をブログに書いている人が多く、私は勉強方法などを参考にしていました。次第に私も自分の学習記録をブログに書くようになると、誰からかコメントやメッセージをもらうようになり、自然とブログ上に多くの受験生仲間ができるようになりました。ついにはオフ会で実際に会って、お互いに情報交換をするようにもなりました。このような経験は初めてであり、ブログの力はすごいなと実感しました。

     その当時書いていたブログは、自らの合格体験記を最後に更新はしていないのですが、毎年本試験直前期になるとアクセス数が急激に伸びています。今でも見てくれる人がいるのだと思うと、何だかうれしいですね。

    ブロガーサミット参加のきっかけ

     

     ブロガーサミット参加のきかっけは、秋山先生のブログ、フェイスブックです。

     税理士試験の受験が終わってからよく読むようになったのが、開業されている先生方のブログでした。その中でも、秋山先生の補助税理士時代から独立開業までの道のりを書かれたブログは、補助税理士として働く私にはリアルな体験談がとても刺激的で、非常に興味深く読ませていただきました。

     あるときブログでフェイスブックのことを書かれておられたので、私のほうから友達申請をさせていただきました。そして昨年の夏ごろ、フェイスブックで大阪開催のブロガーサミットで共同幹事をされていることを書かれておられたので、「ブロガーサミットってどのようなイベントですか?」と質問したのがきっかけでお誘いをいただき、参加をすることになりました。

    ブロガーサミットに参加

     

     昨年のブロガーサミットの会場は、春にオープンしたばかりのグランフロント大阪のナレッジキャピタル。ブロガーサミットの参加もさることながら、ナレッジキャピタルに入るのも初めてで、少し緊張しながら向かいました。会場に入ると、とてもアットホームな雰囲気で、緊張もすぐに和らぎました。

     その日は「ワールドカフェ」という、本物のカフェのようにリラックスした雰囲気の中、メンバーを変えながら少人数でのグループディスカッションでしたので、初参加の私でもその場にすんなり入ることがきました。テーマは「中小企業に対する私たちの役割」という、この業界で働く者にとって避けて通れないようなテーマで、さまざまな意見が飛び交い、皆さんの意見を聞いてあらためて考えさせられました。

     ブロガーサミット後の懇親会や2次会を通じて多くの方と話をすることができ、非常に有意義な体験をすることができました。本当に参加してよかったです。ありがとうございました。

    ブログは素晴らしい!

     

     このように税理士試験の受験生時代から今日まで、ブログというツールを通じて多くの方と知り合い、出会い、交流を深めることができました。あらためてブログは素晴らしいツールだなと思います。

     最近はブログよりフェイスブックなどのSNSが主流になりつつありますが、ブログとフェイスブックなどのSNSでは、目的が異なるように思います。

     フェイスブックなどのSNSは、身近な出来事を発信することで、普段あまり連絡を取り合わない相手とも身近に感じることができますし、また人と人とのつながりで多くの人に発信することができます。

     一方、ブログは自らの考え・興味・関心事を発信し、それがどんどん蓄積されていきます。そこがSNSとの大きな違いです。蓄積された情報が徐々に共有され、書籍等のように読者に何らかの影響を与える可能性をもっているものだと思います。またブログにコメントやメッセージを送ることで、ブログ上でつながりを持つことも可能です。

     このように目的はそれぞれ異なりますが、どちらかというと私はブログのほうが好きです。好きなブログは何度も読み返しますし、今でもフェイスブックなどのSNSよりブログを読んでいる時間のほうが長いです。

     最近はもっぱら読み手側の私ですが、以前のようにブログをしてみようかな……。

    最後に

     

     リレーエッセイにふさわしい内容かどうか分かりませんが、思いつくまま書かせていただきました。

    最後まで読んでいただき、有り難うございます。

     今後もブロガーサミットのようなイベント、ブログ・フェイスブックなどのSNSを通じて、さま

    ざまな出会いやつながりを大切にしいていきたいと思います。

    井上岳彦(いのうえ・たけひこ)

    昭和48年奈良市生まれ、和歌山大学卒業。大阪市在住。

    20代後半になって税理士を目指し、働きながら8年目でようやく合格。

    現在は大阪市内の税理士事務所で補助税理士として働いています。お客様と共に成長していける税理士になることを目指しています。

     

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  • 2014年9月号 ブログ・アウトサイドストーリー99

    ブロガーサミット参加で感じたフェイスブックの可能性 佐々会計事務所 所長 税理士 佐々高秀

     大林先生にお声がけいただき、リレーエッセイに執筆をさせていただくことになりました。

    大阪の税理士の佐々と申します。ブロガーとはほど遠いですが、ブロガーサミット参加までの経緯は、松波先生の書籍購入から始まりました。

    ブロガーサミット参加のきっかけ

     

     弊社事務所の内部管理について、もう少し新しい視点を持ちたいと考え、松波先生の事務所見学会に申し込みをしていました。初めてお会いするので、事前に松波先生の著書も拝読しておいたほうがより先生の考えを理解できるだろうと思い、書籍を購入いたしました。後にこの書籍購入が、ブロガーサミット参加のきっかけになります。

     それから数日後。大学の会計人OB会の懇親会で、白川先輩(第15回サミット幹事)とお隣になりました。いつも多方面にわたり相談に乗っていただいているので、今度は私から情報提供をしようと思い、おもむろに松波先生の書籍を取り出し、今この本を読んでいて、事務所見学会へも参加する旨を話したところ、先輩はびっくり顔で「えっ、松波さん? 俺、知ってるよ」。

     はい。ここでつながりました。さらにありがたいことに、お2人とも参加されるというブロガーサミットへお誘いいただきました。ブログもしていない私が参加して大丈夫なのか?と自問しましたが、フェイスブック利用を理由に、厚かましくも何でも体験してみようの精神で参加させていただくことに決めました。

    ブロガーサミット当日

     

     会場には、雑誌やネット等でお見かけしたことのある著名な先生方や個性的な方がチラホラ。私が参加した回は、カードを引いて座席を決めるパターンだったので、初参加者にはありがたかったです。また、少人数でのテーブルディスカッション形式、かつ、話しやすいテーマであったため、緊張ピークの私でもスムーズに参加することができました。ここは幹事さんの企画力に救われました。

     始まってみれば、皆様の会話力で場は盛り上がり、あっという間に時間は過ぎました。サミット後には懇親会もあり、地元大阪での開催だったので、2次会、3次会と最後まで参加させていただき、非常に有意義な時間を過ごすことができました。

    ブロガーサミットに参加してみて

     

     参加して思ったことは、著名な先生方も含め、第一線で活躍されている方々と、ざっくばらんにお話しさせていただける貴重な体験ができるということ。そして、何より皆さんが温かく迎え入れてくださる雰囲気があり、初参加者にはありがたかったです。また、参加者の方々は非常にパワフルで、刺激的でした。イメージは、職員時代に感じていたこの業界に対する違和感に対し、新しい目線で真っ向から立ち向かっている感じです。

     経営者のサポーターである我々が元気でなければ、お客様が元気になれるわけないですもんね。少し壁にぶつかっていた時期だったので、あらためて根本の答えをいただくことができました。どのステージの方でも、参加されると有意義な時間を過ごすことができると思います。

    フェイスブック利用と現状

     

     ブロガーサミットの参加を決めた唯一のツール、フェイスブックですが、実名でつながることに安心と魅力を感じ、2010年に軽い気持ちで始めました。当初はプライベート利用だったのですが、お客様や社員さんとのつながりが増えてきました。これはうれしい誤算でした。

     当初は写真をUPしたり、友達がどんどんつながっていくのを楽しんでいましたが、現在は恥ずかしながら、友達の皆さんの投稿を楽しみにしているほぼ受け身利用となっています。

    フェイスブックの可能性

     

     当たり前の話ですが、私たちはお金を取り扱う仕事である以上、お客様との信頼関係や距離感はとても重要だと思っています。毎月お会いするのがベストですが、お客様によっては時間的制約やコストニーズもあり、電話・メールを多用する状況へと少しずつ変わってきています。

     この変化に対する弊社の取り組みとして、まず私自身を知っていただく必要があるので、距離感を補う意味もあり、紙ベースでの事務所だよりを発行しています。また過去の経験から、税務調査によってお客様との距離感が縮まるので、書面添付は実施しておりません。

     ただ、このたびブロガーサミット参加者の皆様の発信力を目の当たりにして、自分を知っていただくという意味では、あらためてフェイスブックは素晴らしいツールだと感じました。もちろん発信者の方々が素晴らしいからですが、仕事に限らずプライベート発信も頻度が多く、そして何より面白いです。初対面でつながりを持たせていただき、発信を見ていると距離感がぐっと近づいた気がします。こういう人だと理解したうえで、お会いするのは安心ですしね。

     もちろん到底マネできるレベルではありませんので、楽しみながら拝見しつつも、少しずつつぶやく程度から発信していきたいと思います。

     今日も帰りの電車でこっそり見てみよっと。(っておい。発信しろよ‼ )

    佐々高秀(ささ・たかひで)

    昭和51年10月31日生まれ。京都府出身。4歳より大阪育ち。龍谷大学経営学部卒。

    大阪市内の会計事務所勤務を経て、佐々会計事務所を開業。

    お客様の状況に合わせたシンプルかつ合理的な経理仕組みづくりが得意。モットーは「一生懸命咲いている花はどんな花でも美しい」。

     

    ■ ホームページ

    ■ フェイスブック

  • 2014年8月号 ブログ・アウトサイドストーリー98

    シンガポール進出を振り返って Henry Investment Services Pte., Ltd. 代表 石田秀明

     ブロガーサミットに初めて参加したのは、2009年9月19日の第8回京都会場でした。以来、第9回横浜、第10回大阪、第11回埼玉と第14回東京に参加しました。

     この間、私の状況は大きく変化しました。世界経済、日本経済も大きく変貌しました。ブロガーサミットの参加履歴と私の業務を時系列に並べると、次ページの表のようになります。

     私がシンガポールに会社設立を準備していた2008年5月から8月は、シンガポールでは投資熱が高まり、新規会社設立が多くて、シンガポールの会計事務所もコンサルタント会社も笑いが止まらない、そんないい時代でした。マリーナベイサンズも工事中で、建設にも拍車がかかっていました。

     ところが、設立登記を完了した9月にリーマンショックが起こりました。ラッフルズプレイスの金融街のビルには、チェーンでドアが施錠されたテナントの抜け殻が多く見られ、マリーナベイサンズの工事も一時ストップしました。

     最悪のところから、私のシンガポール事業はスタートしたわけです。そこからシンガポール経済は起死回生の回復を遂げるのです。その大きな要因は東南アジアのエマージングマーケットの成長とともに、インフラが充実していたシンガポールが、しっかりとハブ機能を持っていたことです。これを活かした事業統括法人はシンガポールに多くあります。日系シンガポール法人も、タイやマレーシアというアジアへのピンポイント投資から、シンガポール法人を事業統括法人としてそこからさらに孫会社を各アジア拠点に設けるといった、面で捉える投資に転向してきました。これにはタックスヘイブン対策税制の制度変更も大きいといえるでしょう。

     その他、大手法律事務所が三角合併スキームをシンガポール法人に絡めて提案するところが出てきたりしました。マリーナベイサンズが完成して(2011年9月)、シンガポール国家自体がホットな話題となってきたのも2011年末頃からです。

     シンガポールの会社で初めて現地ローカルスタッフを雇用したのは、2011年11月です。このときは、だんだんと雇用ビザ(employment pass 、省略してEP)の取得が難しくなり、スタッフの給与水準を引き上げないと取得できなくなるといわれていました。それでも月給3000シンガポールドル(S$)でEPが取得できるレベルでした。当時為替もS$1=60円程度の時代でしたから、月給18

    万円で日本語、英語、中国語が話せるトリリンガルで、専門職を勉強した新入社員を募集できるという点で、とても感動しました。と同時に、日本の学生はこういうアジアの学生に就職戦線で勝てるのか?と心配もしたのです。

     そういった事情も、今はさらに大きく変わってきております。2013年から2014年、円が弱くなってきました。2013年にはBernankeアメリカ連邦準備理事会(FRB)議長の無制限量的金融緩和政策の発表でエマージングマーケットへの投資資金が戻入れして先進国市場に流入、東南アジアマーケットも資金が縮小しています。

     シンガポールは、これまでの外国資本依存型による経済成長から脱皮し、自国民による国内需要の創出や雇用の確保といった政策に転換してきています。特に雇用については、EPの申請許可基準の月給水準を引き上げるだけでなく、2014年途中から小規模事業体を除き、シンガポール人または永住者を先行して人材を募集しなければ外国人労働者を募集できないなど、外資系企業にとっては、ビジネスがやりにくくなってきています。インフレで物価も上がり、世界一、駐在員生活コストの高い国となりました。

     また、経済的観点だけでなく、離れて住んでみて分かった、日本のよさをしみじみと感じています。日本のホスピタリリティ(お・も・て・な・し)は世界一です。時間や約束についても日本は裏切りません。混雑したレストランでお客様が席を探しているという場面で、レストランの店員数名が席を確保して食事を交代でとっていたり、暇になれば、店員がお客様の横でカードゲームをするなどの光景も日本では目にしません。

     また、たくさん並んでいるコンビニで、やっと自分のレジ精算の順がまわってきたときに、日本では「お待たせしました、次の方どうぞ(笑顔)」です。決して、指で「Next」のしぐさを面倒くさそうにするだけということもありません。

     このようなことを踏まえ、日本から海外への進出というOut Bound型のコンサルテーションではなく、今では日本のいいものや海外で評価されるモノ、人に注目してプロデュースするという事業コンサルテーション、せっかく外国人、外国企業と接してきましたので、日本のいいモノを海外に売るIn Bound型投資コンサルテーションに取り組んでいます。

     こうして文章を進めてきましたが、そもそも個人の税務会計事務所を廃業した私が、このブロガーサミットの連載をしてよいのか?という疑問がありました。そのうえ、税務会計以外のことをこれ以上書いていてはいけないと思いますので、最後に私の経験から得たことを2点ご紹介して、皆様の参考にしていただきたいと思います。

     「エンタメ税理士は面白かった。(今でも一部継続しています)でもそんなに数はない」

     誰もやらないニッチというだけではブルーオーシャンではない。私は、逃げても戦わなくていい事業経営というものを目指しておりました。競争のない・少ないマーケットで一人勝ちはいいが、果たして需要があるのか? ここを考えなくてはなりません。税務会計事務所は、どんどん専門分野の分業が進んでいくでしょう。その一方、何でもよろず相談という町医者的中小企業相談者というパターンもあるでしょう。どのポジションをとるにせよ、どこかでオンリーワンになれてその分野で特色を出せても、需要がきちんとある、マーケットがなければならないということです。そう考えると、専門分野というより業種特化など顧客ターゲットで絞り込み、その業種の税務会計、経営のことならなんでも相談にのれるよ、というスタンスがよいかもしれません。

     「正直、コンサルティングのほうが単価を上げられた」

     税務会計事務所というアプローチで営業を行っていたときには、顧客マーケットの税理士業界に対するイメージが帳簿作成などの労働集約型の産業に思われているということです。税務会計事務所として活動しているときは、顧客が持つ業界のイメージを払拭したいとか、税理士を社長の参謀として活用するように認識する顧客を創造することに一生懸命になっていました。しかし、税務会計事務所の看板を下ろし、コンサルティング企業の社長の顔として営業するようになり、名刺からも税理士を外しました。すると同じようなことをしていても、税理士のときと同じ発言をしても、単価を上げることがで

    きたのです。そのことがいいとか悪いとかを議論するつもりはありません。そうだったという事実です。

     さて、私はブロガーサミットの参加メンバーとして継続してもいいのでしょうか(笑)。

     ありがとうございました。

    石田秀明(ヘンリー石田)

    大学卒業後、ノンタイトルの間、室田会計事務所に勤務し、ひと通りの税務を経験。

    税理士資格取得後、プライスウオーターハウス会計事務所にて、外資系企業や外国人に対する税務サービスに従事。独立して個人の税務会計事務所を15年経営した後、事業を他の税理士法人に譲渡。シンガポールに移住し、事業進出コンサルタント会社、研修セミナー会社、投資相談、飲食業コンサルティング、シンガポール競走馬事

    業など多面的展開をしている。

     

    ■主な出稿・取材

    「企業実務No.617」2006年9月特集記事

    「非常勤役員の給与の税務処理はここがポイント!」(日本実業出版社刊)

    週刊SPA! 2012年8月7日号「金融資産一億円以上大金持ち最新投資先を大公開」(扶桑社)

    Yen SPA! 2013年1月6日号「シンガポールの金持ち父さんに学べ」(扶桑社)

     

    ■Henry ISHIDA Hideaki

     Henry Investment Services Pte., Ltd.

     20 Collyer Quay

     #17-02

     Singapore 049319

     Tel:+65 6536 7927

     Fax:+65 6536 7922

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     Ishida henry@henry-is.com

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  • 2014年6月号 ブログ・アウトサイドストーリー97

    「正常進化してきたブロガーサミットの歩み」われわれの業界に夢や希望を与え続けるために 大林税務会計事務所 代表 税理士 大林茂樹

    正常進化してきたブロガーサミットの歩み

     

     平成26年3月22日、埼玉県川越市で開催された第16回税務会計系ブロガーサミットで、幹事を担当させていただきました。

     平成18年3月に産声を上げた第1回税務会計系ブロガーサミットの共同幹事として、木村聡子先生と拙者は名を連ねておりますが、もともとは同業者同士の確定申告の打ち上げという位置づけでしたので、第1回は懇親会だけで研修会はなしという、とてもシンプルなものでした。

     当時はひと晩飲み明かすという、若さに物を言わせるスタイルが売り物でした。とはいえ、第1回ブロガーサミットの開催当時、アラフォーだった拙者も、いつしかアラフィフになってしまいました。いつまでも飲み明かすというスタイルを続けるわけにはいかないですよね。

     税務会計系ブロガーサミットも懇親会を中心とするスタイルから、研修会を売り物にするスタイルに変貌し、懇親会も参加者同士の親睦を図りながら、午前様にならないうちに帰るというスタイルへ正常進化していきました。

     このように正常進化してきたブロガーサミットですが、ブログを取り巻く環境は急激に変化しました。フェイスブックやラインなどのSNSが急激に台頭し、ブログが情報発信の主役とはいい難い存在になってしまったように感じます。また参加者も、そもそもブログをやったことがないという方が増えてきました。

     「ブロガーサミット」という、ブログを主役に据えたネーミングで本当によいのか悩ましいところですが、このネーミングを考案した木村聡子先生のセンスが素晴らしく、また個人的には愛着もあります。

     とはいえ、時代の流れに則したもっとふさわしい名称があれば、拙者の後を引き継ぐ幹事の権限で、気兼ねすることなく変えてもらっても構わないと思います。ブロガーサミットの名前が変わったとしても、営利目的がなく、ユルいネットワークを維持しながら参加者同士が親睦を図り、多くの気づきを得るような場が、特にこれから独立開業する方や独立して間もない方には必要ではないかと感じるところがありますので、どのような形であれ、進化を続けてほしいと思います。

     これからわれわれの業界に飛び込んでくる人たちに、夢や希望を与え続けるような存在になってくれたら、発起人のひとりとしてうれしい限りです。

    今回のテーマの選定と日程選び

     

     第1回の幹事に名前だけ連ねていたということで、ブロガーサミットの生みの親のひとりと紹介されることもありますが、前回は懇親会のみでしたので、幹事としては実質1年生のようなものです。

     まず、企画を考えることからスタートしました。有名な講師を招いて講演をしてもらうというスタイルでもよいのですが、ブロガーサミットでは、グループワークをしながら参加者同士の親睦を図り、多くの気づきを学んでいくというスタイルが主流となっていました。講演会形式でもなく、懇親会だけでもなく、全員参加のグループワークを通して親睦を図ることが、他の同業者同士の集まりや異業種交流会との差別化になると思えてきました。

     そこで、今回もグループワーク形式を踏襲することにしました。とはいえ、価値観も経験値も異なる参加者を束ねるわけですから、グループワークの題材選びは慎重に考えました。実務に直結する内容を議論する方向にもっていくと、開業したばかりの参加者は発言しづらくなり、経験値のある方の独演会になってしまいがちです。かといって、実務に全く関係のない内容だと何も得るものがなくなってしまいますので、バランスを取らなくてはいけません。

     参加者が平等な立場で話し合い、少しは実務に役立ちそうなグループワークの題材として、心理学の実験で実際に使われた問題を出題して、参加者の反応を探ってみることにしました。

     こうして決まったテーマが、「なぜ、われわれは判断をあやまるのか?」です。心理学の実験で実際に使われた問題を出題して、人間の持つ思考回路のクセ(認知バイアス)を学んでいただき、間違った判断をしないための一助になればというのが狙いでした。

     日程として選んだのは3月22日です。もともと3月の個人の確定申告の打ち上げということで産声を上げたのが、税務会計系ブロガーサミットです。この日しかないと思って設定しましたが、実は3連休のど真ん中だったんですね。そのことに気がついたのが、なんと開催日の前日でした。なにも、3連休のど真ん中を狙わなくてもよかったかなと思いましたが、そのようななかで参加表明してくださった皆様には感謝いたします。

    川越蔵の街散策と前代未聞の酔っぱらい幹事

     

     第1部は、せっかく川越に来ていただいたので、川越の観光地をご案内しました。

     国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、江戸の町家形式の建築が今なお残る川越蔵の街を散策しました。「コエドビール」という地ビールを飲みながらの散策です。

     第2部は、「なぜ、われわれは判断をあやまるのか?」ですから、参加者にビールを振る舞って酔わせておき、第2部で出題する問題を思惑通りに間違えてもらおうという狙いもありました(笑)。

     そのような罠を仕掛けていたとはつゆ知らず(?)、参加者の皆様はほろ酔い気分で散策を楽しんでくれたようです。

     ところが、幹事である拙者も思わず酔っ払ってしまい、顔を真っ赤にして司会を担当する羽目になってしまったのは全く想定外の出来事でした。参加者の方に失礼なので、できるだけ平静を保っていたつもりですが、時折睡魔が襲いかかり、壇上に立っているのが結構つらかったですね。

     酔っ払っていたので、いろいろと不手際等があったかもしれませんが、笑って許してくださった参加者の皆様に感謝する次第です。

    士業はかなり違った物の見方をするという衝撃

     

     さて、本題の「なぜ、われわれは判断をあやまるのか?」。

     心理学の実験で定評のある問題を、一部手を加えましたが、大半はそのまま出題しました。参加者が事前にビールで酔っ払っていることも手伝って、ほぼ本に書いてある実験結果と同じ結果が出るだろうと予想していたのですが、結果は全く予想に反するものでした。

     今回の結果だけで判断するのはあまりにも早計かもしれませんが、どうやら士業の方は、かなり違った物の見方をする可能性があるようですね。日頃、リスクに関わる業務に携わっているからなのでしょうか? 問題文に仕掛けた罠をカンタンに見破られることが多く、普通ならスルーするような箇所を深読みして掘り下げようとする傾向が見受けられました。

     われわれ士業は中小企業のよき相談相手として期待されていますが、少なくとも今回参加された皆様は、よき相談相手としてふさわしい方ばかりだったということでした。もし、経営者の方が判断に迷われたのであれば、事前にひと言相談するだけの価値はあるメンバーだったと思います。

     士業の人間は経営が分からないから相談しても無駄だという意見もあるようですが、決してそのようなことはないということをあらためて確認できたような気がします。

     確かに、われわれ士業は経営全般に必ずしも精通しているわけではありません。また、従業員100名以上の会社を実際に経営した経験のある士業も、ほとんどいないといっていいでしょう。

     とはいえ、少なくとも今回参加された方は、事前に酔わせていたにもかかわらず、冷静沈着に問題を判断する傾向がとても強く、周囲の意見や環境に流されない、ブレない軸を持っている方たちでした。

     経営者の方と異なった視点で物事を捉える可能性が高いということですね。異なる視点で物事を見るということは、今まで気がつかなかったメリットやデメリットが浮かび上がってくる可能性が十分あります。これだけでも、経営者の方にとっては大きなメリットがあるといえるのではないでしょうか? 経営のことが分からないという理由だけで相談相手として無視するには、あまりにももったいない話ですね。

     今回のテーマで取り上げた内容は、現段階ではまだ仮説も多く、研究が進むことで異論が出たり、仮説が覆ったりする可能性もありますが、われわれが無意識のうちに陥ってしまうさまざまな思考回路のクセ(認知バイアス)を理解し、間違った判断をしないための一助になってくれたら、幹事の喜ぶところであります。

    懇親会と協賛していただいた方への感謝

     

     さて、第3部はスペイン亭での懇親会です。本場スペインのパエリアコンテストで優勝した実力店で、オーナーシェフ手づくりの豪華な内装も一見の価値ありです。ブロガーサミット史上最高の豪勢な食事だったと自負していますが、ダイエッターにとっては、ボリュームがありすぎて、かなり酷だったかもしれませんね。

     参加者同士の親睦を図ったところで、無事解散。

     ブロガーサミットに協賛金を出していただいた弥生株式会社および株式会社実務経営サービスの皆様には、この場を借りまして心より厚くお礼申し上げます。

     われわれが参加者と一緒に学ぶ機会を与えていただき、親睦を図れるのも、ブロガーサミットの趣旨を理解し、陰で支えてくださる協賛企業のおかげなんですね。今まで頭では理解していましたが、実際に幹事として予算や会計を担当してみると、あらためてその存在の大きさに感謝する次第です。

     さて、次回は東京で開催予定です。今回ご参加いただいた方はもちろんのこと、残念ながら今回ご参加いただけなかった方ともお会いできるのを今から楽しみにしています。

    大林茂樹(おおばやし・しげき)

    東海銀行( 現三菱東京UFJ銀行) を経て、1999年7月開業。中小企業のよき相談相手として「企業家の意思決定に勇気を与え、社会

    を変え人を変えるために貢献します!」を経営理念とする。顧客サービスの一環として「早い・わかりやすい・頼みやすい」を掲げているが、白髪が増えると同時に、「早い」がかなり怪しくなっている。ブログを始めてから、もうすぐ10年。その間、新聞・テレビ・ラジオの取材多数。ドラッカーをテーマにしたメルマガで読者数は日本最大級であるが、毎週1本配信するノルマにひと苦労している。著書に「セレブな決算書、メタボな決算書」(九天社)、「税務事例コース・実践 証券業務コース」(共著)(経済法令研究会)など。ドラッカー学会会員。川越木鶏クラブ会員。

     

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  • 2014年5月号 ブログ・アウトサイドストーリー96

    ブログによる「営業」からブログによる「採用情報」へ 税理士法人TOTAL 代表社員 税理士 高橋寿克

    ブログを書くまで

     

     私がブログを始めるきっかけになったのは、山本憲明先生のブログです。もう、今から10年近く前の話です。ブログのサービスも始まったばかりで、「ブログ=ウェブの日記かな」くらいにしか社会的にも認知されていませんでした。

     開業「準備」時代を綴った彼のブログは、ブログを商用で使うという発想も当時としては画期的で、会計事務所経験がないにもかかわらず開業前から見込み客が列をつくり、開業1年でお客様がブログ経由で50件にもなっていました。

    ホームページは持っていましたが、ブログを知らなかった私には、同じ船橋市に住む彼は衝撃的でまぶしかった。何とかついていかないとと彼のブログを読むことから始めました。

    ブログによる「営業」

     

     遅ればせながら見よう見まねで「開業日記」を書き始めました。今から思うと「いい時代」で、ポツリポツリですが、ブログを見たお客様からの問い合わせが増え始めました。

     私がブログによる「営業」に力を入れていたころのスターブロガーが、ブロガーサミットの発起人でもある木村聡子先生と大林茂樹先生でした。昨年、久しぶりにブロガーサミットでお2人にお会いして、戦友と再会するような、なつかしさを(一方的に?)感じました。特に木村先生の「税金まにあ」(KIMUTAXカフェの前身)には内容では最初から勝てないと思いましたね。圧倒的な質・量で勝負にもなりません。内容で勝てないなら、テクニカル勝負でブログランキングをいじって天狗になったりと、若気の至りで、今から思うと恥ずかしいこともしていました。

     最初のうちは、頑張れば毎日のようにブログ記事を書けますが、やがてその頻度は週1、隔週となり、月1回になると熱もだいぶ冷めてきます。もともと飽きっぽい性格ですし、「営業」で使うブログはもういいかなと。幸い、組織で営業できていたので、ブログで私自身を売る必要はなくなってきてもいました。以後、開業日記は忘れたころに更新し、お客様にも「更新しないの?」とプレッシャーをかけられる始末です。

    ブログによる「採用情報」

     

     当事務所は、7〜8年前は年率50〜60%くらいの成長が続くという異常な状態で、営業力に人の採用が追いつかない状態でした。私自身も、採用や労務管理が苦手で、どんな人をどう採用すべきか、どうフォローするのがよいのか手探りの状態でした。

     たくさんの就職希望者の方と面接させていただき、たくさんの方を採用しました。そして、たくさんの失敗をしてきました。特に、事務所とのミスマッチのために辞められた方も多かった(最近ではだいぶ定着率が上がってほっとしているところです)。

     税理士業界は、就職希望者と会計事務所がうまくマッチングできていない。会計事務所未経験者に厳しく、上手に育てられていない。こんな問題意識からつくったのが、「税理士事務所・就職転職マニュアル」というブログです。

     税理士事務所は入社しないと内容が分からない。所長次第のロシアンルーレットみたいなもの。でも、それでは困ります。ミスマッチが起こるのは会計事務所側の情報発信不足、就職希望者側の情報収集能力・分析力不足によるでしょう。ミスマッチ解消に貢献できれば……。

     最近まで税理士業界は人が採用しやすかったので、結構いい加減な姿勢の事務所も多く、就職希望者・会計業界のためにと思って書き続けていました。

     就職希望者からの質問を受け付けているのですが、真摯に回答するうちに彼らの悩みがよく分かり、人を見る目を養うきっかけにもなりました。こちらも7年目になり、おかげさまで、就職希望者はもとより、税理士の方にも読んでもらうことが増え、業界内での知名度は上がりました。

     以前は、会計事務所の就職情報を詳しく書いてあるサイトやブログはあまりなかったのですが、最近では、だいぶ増えてきました。私のブログがコピーされたり、引用されることも。それに伴い就職希望者は、以前に比べると情報・知識も増えてきました。他方、会計事務所は採用難もあり情報発信を積極的にしたり労働環境の改善を目指すところも出てきました。多少は税理士業界に貢献できているのかな?

     その一方で、より上手に、より巧妙に(事実の一断面を切り取ったり、統計のマジックを使う)採用広告をする会計事務所も出てきました。

    そういった広告に負けることなく、公平で、役に立つ情報をお届けできればと思っています。

    税理士と今後について

     

     税理士試験はつらくて大変な試験です。一定期間の下積みも必要です。仕事と勉強・家庭の両立も大変です。そして、税理士事務所は荒稼ぎできる商売ではありません。

     それでも税理士は地域のベンチャー起業家、経営者、資産家といったお客様に感謝され、お客様の成長を一緒に喜べる、やりがいのある仕事です。自分の心にうそをついて仕事をしたり、無理にセールスする必要もない。社会的にも「先生」として一定の評価をしてもらえる。

     正しいことを正しくすすめてお客様に、「ありがとう」と感謝される。私はこの仕事が大好きです。仕事は楽しいですよ。

     残念ながら、税理士業界参入者の減少が続いています。ひとりでも多くの方に素晴らしい会計人になってもらいたいものです。会計業界がよい業界になるよう、業界に入ってくれた若者を失望させることが減るように願っています。

     今年も、税理士法人TOTALはたくさんの新入社員を迎えることになるでしょう。受験・家庭と仕事の両立、そして資格を取り、または子育てが終わったら、より成長して自己実現をできるのかが課題になります。そのような働く人々の思いを形にし、明るく楽しい税理士事務所・税理士業界にするにはどうしたらいいのか。そのようなことを考えながら、ブログを今後と

    も書き続けていきたいと思っています。

     私もいつのまにか50歳が近づいてきています。ブログも、ライブドアからアメブロに、そして、ワードプレスを使うとホームページとブログを区別する意味がなくなり、さらに、フェイスブックをはじめとするSNSの発展と続き、媒体は時代とともに変わっていきます。LINEのあわただしさについていけず、年齢のせいかな、なんて弱気の虫も。いえいえ、気持ちだけは少年のころとあまり変わらないつもりですし(髪や体形はだいぶ……)、若い税理士の皆さんと話すのも楽しみです。いつかブロガーサミットでお会いしましょう。

    高橋寿克(たかはし・ひさかつ)

    昭和40年生。千葉県船橋市出身。農家の12代目。早稲田大学政経学部卒。

    平成11年9月開業。平成19年7月より税理士法人TOTAL代表社員。

     

    ■事務所HP

    ■税理士高橋寿克の日記(「開業日記」日々の雑感を綴ったブログ)

    ■税理士事務所・就職転職マニュアル(就職情報ブログ)

    ■facebook

  • 2014年4月号 ブログ・アウトサイドストーリー95

    前回寄稿してからの近況報告 中井税務労務事務所 税理士 社会保険労務士 行政書士 中井良一

    はじめに ~寄稿に至った経緯~

     

     前回投稿させて頂いてから、3年が経ちました。

     ブロガーサミットの主宰者である埼玉県の大林先生から、再度寄稿のお誘いを受けました。

     私自身、若輩税理士であり、大した事務所経営もできてはいませんが、前回投稿から、自分への反省・反芻の意味も込めまして、現時点で振り返ることも悪くないと思い、このたび、承諾することにしました。

    大きな転機

     

     ちょうど寄稿してから数カ月後、事故により生死をさまよう大けがをして、長期間入院をしました。日常生活に支障がないレベルに戻るまで、1年間かかりました。

     この1年間に、さまざまな方の支援を受けて、ようやく元通りに近い状態まで回復することができ、事務所のオペレーションも元通りになりました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

     それからは、この生かされた命を大事に、一日一日を大事に、精一杯生きることを自分に課してきました。そして、この事故を教訓に、今後の自分自身の方向性を考えるようになりました。

     まず、私がエースで4番で監督のようなワンマン事務所だったのを、できるだけ組織としてシステム化していかなければならないと考えるようになりました。

     そこで、アメリカの著名な経営コンサルタントであるマイケル・E・ガーバー1のメソッドを参考に、さらに、コンビニエンスストア本部に在籍していた経験を生かして、システム化を模索するようになりました。また、税理士事務所IT化コンテストで最優秀賞に輝いた、東京の安田先生の事務所見学会にも参加させて頂き、研鑽を重ねてきました。

     そしてついに、経済産業省が主催する「中小企業IT経営力大賞2014」2で、IT経営実践認定企業に認定されました。これも、ITを活用して企業の効率化を図り、経営に関する諸問題を解決するためのツールとしてITを有効活用することにより、システム化を促進していこうという思いから申し込みました。私の実力が今どのあたりにあるのか、会計事務所の枠を飛び越えて、すべての業種のなかで、どこまで通用するのか、ひとつの試金石として挑戦するに至りました。今回の認定で、「田舎の事業所やからこそITを頑張らなあかん」という私の姿勢が、クライアントや従業員に伝わってくれるとうれしいです。

     また、地元地域経済の活性化を強く意識するようになりました。

     弊事務所のモットーとして、「地元奈良県経済の活性化」を掲げていますが、そのためには、1.事務所の付加価値・存在価値を高め、システム力を磨いてサービスの安定供給をできる体制にする、2.事務所を大きく発展させていくことにより存続性を高める、3.地元の雇用を増やすことにより、地元経済に発展したい、と強く考えるようになりました。3.については、日本の伝統工芸を元気にしようと日々奮闘し、多くの会社を再生させてきた地元奈良県の株式会社中川政七商店3の中川淳社長を参考に模索しています。

     IT経営実践認定企業に挑戦するに至ったのも、私の住む奈良県は伝統産業を中心にブランド力があり、人件費も安いので、ITを活用すれば情報格差等による大都会の企業との溝を埋められるのではないかと考えたからです。

     そして、ライフワークバランスをより強く意識するようになりました。大けがをするまでは、日本の企業戦士よろしく、事務所を軌道に乗せるためにおろそかにしてきた家族、プライベート、地域とのつながりも大事にしていかなければならない、すべてのバランスが大事であると考えています。そして、自己の健康も大事にしていかなければ、いざというとき戦えないし、迷惑をかけないようにと強く意識するようになりました。

    前回寄稿から3年間の経緯

     

     事故のあった平成24年1月からの1年間は、事務所の体制を立て直すことで精一杯でした。

     十分なサービスができなかったことで、顧問先も若干去っていきましたが、ここで大きな助けになったひとつが、前回寄稿時にも書きましたが、大けがをする前に構築していたホームページとブログでした。

     ほとんど更新もしていないし、SEO対策会社に成果報酬を支払っているわけでもないにもかかわらず、奈良県の会社経営系のキーワードではトップ3に入っています。若干ではありますが、そこからの問い合わせが、顧問先の減少を食い止め、増加につながっています。

     私が事務所を開業した平成16年は、公共機関が開催するホームページ作成講座やSEO対策講座に参加して、業者に頼まずに自分でIT対策をしただけでも、反応があった時代です。そして、そのときに取った相互リンクなどの原始的な対策は、今となっては検索エンジン上「信用」がついており、現在の検索エンジン対策でも、かなり強力なようです。つまり、「過去の頑張りによる財産」に救われたということです。

     あとは、身体の回復とともに、既存の顧問先からの口コミ・紹介も増えてきました。そのような「過去の頑張りによる財産」があるにもかかわらず、差し引きで顧問先が微増にとどまっているのは、私自身の不甲斐なさに尽きるの一言です。

     私の事務所は、税理士業だけでなく、社労士業、行政書士業も運営しています。

     税理士業だけでもシステム化は難しいかもしれませんが、構築していきたいと思っています。

    それが、スタッフの定着化につながってくれるものと考えています。

     次に、「地元奈良県経済の活性化」のために何ができるかを考えて対応してきたのが、次の3点です。

    スタッフの雇用

     

     「スタッフの雇用」については、事務所の維持・発展のために、そして地域経済のお役に立てるという思いから、顧問先を増やすことや、顧問先へコストパフォーマンスの高い良質なサービスを提供することと同じくらいの優先度で、取り組んできました。ただ、私の甲斐性のなさや、この業界特質の転職性の高さがあって人員の変動もありましたが、3年前の前回寄稿時から、若干数増えています。

    奈良県の起業支援

     

     「奈良県の起業支援」ですが、前回寄稿時には、私のような若手税理士が生き残るための差別化戦略として考えたのが、「地区特化」「業務特化」の方向性でした。

     今考えているのは、トータルサポート事務所として幅のある対応力と、コストパフォーマンスの高い良質なサービスを提供することが地元奈良県経済の活性化につながり、その立ち上げた企業の発展が、雇用の増大につながるのではないかということです。

    奈良県への行政協力

     

     「奈良県への行政協力」ですが、地域包括支援センターの登録専門家として相談業務に協力したり、地元奈良のビジネスコンテストの審査員を務めたり、経済産業省主催のイベントで行政協力したりと、地元税理士会や商工会の税務相談に携わることで、少しでも地元の方のお役に立つことができているのではないかと思っています。

    今後の目標

     

     大けがをしたとき、奈良県の医療機関の現場の方を含め、様々な方に助けて頂いたので、私のできることで、その恩返しが少しでもできたらよいなと、強く思うようになりました。

     ライフワークバランスについては、週1日は完全に休むようにしています。家族と向き合う時間を作らなければいけないと考えているからです。そして、今ではマラソンを完走できるまでになりました。ベスト更新を今年中にできたらいいなと考えています。

     また、もっと奈良県の素晴らしさを他府県の方に知ってもらいたいと、奈良県のご当地検定である「奈良まほろばソムリエ検定」4の勉強もしています。

     家族、関係者、ビジネス、地域との共存を意識しつつ、生かされた命を大事に、日々完全燃焼していきたいと思います。

     基本的に、現時点では前述したとおり、事務所運営のことで精一杯で、IT・ブログは前回寄稿時と比べてあまり進化がございませんが、私の情報収集・配信ツールとして、SNSは多用するようになりました。

     これからの課題として、システム化をさらに成熟させ、人員を増強していくことにより、事務所経営を考える時間を作っていきます。そして、本年中に、7年ほどほったらかしにしているサイト刷新に着手していきます。

     先輩方の活躍・ご意見を参考に、今年から新たに事務所経営をする気持ちで、貪欲に取り組んでいきますので、その節はよろしくお願いいたします。最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。

    【参考】

    ⒈マイケル・E・ガーバー

    http://michael-e-gerber.jp/

    ⒉中小企業IT経営力大賞2014

    http://www.it-keiei.go.jp/award/2014/announcement.html

    ⒊株式会社中川政七商店

    http://www.yu-nakagawa.co.jp/

    ⒋奈良まほろばソムリエ検定(奈良商工会議所主催)

    http://www.nara-cci.or.jp/narakentei/

    中井良一(なかい・りょういち)

    昭和46年生まれ。甲南大学経営学部卒業。セブン-イ㆑ブン・ジャパンに入社。店舗オペ㆑ーションを経験した後に、税理士を志す。平成16年8月に独立開業する。税理士だけでなく、社会保険労務士、行政書士、CFP等の複数の資格を活用し、経営をトータルサポートできるのが持ち味である。

     

    ■ 奈良限定! 会社設立・起業支援専門サイト

    ■事務所HP

  • 2014年3月号 ブログ・アウトサイドストーリー94

    ブロガーサミットのすすめとSNS・ブログの活かし方 税理士法人第一会計 税理士 菊水 浩

    大阪のブロガーサミットで幹事初体験!

     

     かれこれ半年前の話になりますが、昨年9月21日、大阪の新しいランドマークとなったグランフロント大阪のナレッジキャピタルにて、「第15回 税務会計系ブロガーサミットinグランフロント大阪」を開催しました。

     白川浩税理士、秋山和久税理士と私の3名で、ブロガーサミットでは珍しい(初?)共同幹事を務めさせていただきました。メイン企画に「ワールドカフェ」を据え、企画段階から税理士の近藤学先生にご協力いただき、盛況のうちに1次会から4次会(?)まで無事終えることができました。

     企画・場所の選定などの経緯については第92回の秋山税理士、「ワールドカフェ」については第91回の白川税理士のエッセイにそれぞれ書かれていますので、そちらをご覧いただくとして、ここでは実際に幹事を経験して感じたことなどを書きたいと思います。

    共同幹事のありがたさ、参加された方への感謝

     

     振り返ってみると、準備から本番まで共同幹事のお二方に助けられてばかりでした。今更書くと言い訳になりますが、当時平日の日中は時間の調整が難しく、会場の予約から備品の購入まで、打ち合わせと当日の運営以外、ほとんどを頼ってしまいました。通常、幹事はおひとりで行われていることを考えると、私ひとりではとてもここまでのブロガーサミットは開けなかったと思います。

     また、今回は「ワールドカフェ」という、全員参加型の企画もよかったと思います。全員が必ず発言をしますので、グループ内では自然と話が盛り上がります。本番ではタイムキーパーをしましたが、時間終了時に話し合いをやめていただくのは大変でした(笑)。あとでいろいろな方からご感想をいただきましたが、皆様の満足度は高かったのではないかと思います。

     皆様のおかげで、このような充実したイベントになりました。あらためてこの場を借りてお礼申し上げます。共同幹事のお二方とはまた何かやりたいですね。

    私が税務会計系ブロガーサミットから得るもの~ブロサミに参加しよう!

     

      私が税務会計系ブロガーサミットに参加するのは、この第15回が4回目でした。初めての参加は大阪開催の第10回で、それ以降は年に1回のペースで参加しています。あらためて、なぜブロガーサミットに参加しているのかを考えてみると、次の3つに集約されます。

    1.イベントを楽しむため!

    2.業界のナマの情報を得るため

    3.同業や関連先のつながりをつくるため

     1.についてはもちろんですよね。まずはメインの企画を楽しんでこそ「なんぼ」です。今回私たちが「ワールドカフェ」を行ったように、毎回幹事になった方が会場から企画内容まで決定されます。当然内容は多種多様になりますので、毎回新たな経験を楽しみにしています。

     2.については、特にブロガーサミット懇親会以降、多く得られるものです。参加される方は開業税理士の方の割合が高いですが、開業、勤務の税理士、他士業の方、会社の総務・経理の方など、税務会計に関わる方を中心に、いろいろな方がいらっしゃいます。十人十色とはよくいったもので、人それぞれ考え方も違えば環境も違います。業務の進め方ひとつにしても、全く考えたこともなかったワクワクする方法を実践されている方もいます。話をすればするほどためになることばかりです。気になることをぶつけたり、自分のことを話したり、ほかの方が話されていることを聞いたり(たまに割り込ん

    だり)……。

     コンピュータの設定から経営方針まで、ここで得られることはその後の自分自身の仕事の進め方に少なからず影響しています。私もほかの方に少しでも影響を与えられているとよいのですが、こればかりは自分では分かりません。

     そして、3.についても納得していただけるのではないでしょうか。普段は、特別な活動をしなければ、全国の同業の方や関連する事業をされている方となかなか直接の付き合いはできません。ブロガーサミットに参加すれば、全国各地から集まる方々と知り合いになり、話ができます。そこでできたつながりは何に生かしてもよしです。

     つまり、これはブロガーサミットに参加するしかない! ということではないでしょうか。

    SNS・ブログをどう使うか?

     

     しかし、「イベントに参加しても、そこで名刺交換するだけで、あとはほとんど会うことがなければ、つながりをつくるのは難しい」ことが、これまでの全国型イベントの問題でした。 現状、それをうまく打破しているのが、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)です。今はフェイスブックを使われている方が多いでしょうか。

     イベントに参加して、参加した方同士がSNS上でつながりをつくっておくと、そのつながりを持った方の発信した内容が画面に流れてきて、確認することができます。もちろん逆に自分が発信した内容は、相手が確認することになります。発信する内容には特にルールがないため、仕事に関係する真面目な話から、食事の写真、ふと思ったことなど、本当にさまざまです。

     このつながりをつくっておくとどうなるか?

     それは、「普段全然会わない人でも、会っていない気がしなくなる」、そして、「ちょっとしたことでコミュニケーションがとれる」のです。この感覚はとても大きいです。何か他の方に用事があるとき、名刺交換をしてから何の音沙汰もない人とは、連絡をとるのにそれなりのエネルギーが必要ですが、つながりがあれば、簡単に再度つながることができるのです。

     かつてはブログのみでブロガーサミットの開催案内等をしていましたが、今回はフェイスブックでも案内をして、参加表明はほぼ全員がフェイスブック経由でした。

     数年前まではツイッターが席巻していましたが、今はフェイスブック全盛という現状を見ると(今後もずっとフェイスブックがSNSのメインになるのかどうかは分かりませんが)、インターネットを使った現実の知人・友人とのつながりは、今後もコミュニケーションの要になっていくのではないでしょうか。

     しかし、「税務会計系ブロガーサミット」は、「ブロガー」のサミットです。皆様ブログはされていますでしょうか。そして今後どうなっていくのでしょうか。

     よく「ブログは終わった」などといわれますが、私は個人的にはそうは思いません。確かにSNSは、簡単なことでも投稿でき、見る人も見やすいため、とても盛り上がります。しかし、やはりインターネット上で自分の考えを発信していけるのはブログだろうと思います。

     何より大きいのは、見る人にとって一度見た情報が時間とともに流れ、発見されにくくなってしまうSNSに比べて、ブログには内容が蓄積されていくことです。会計事務所でも個人でも、続けていくことでブランディングにつなげることができます(もちろん内容により、よくも悪くもなりますが)。

     そう書いている私ですが、実態は仕事上ではSNSもブログもほとんど活用していません。フェイスブックでは仕事に関わる方とつながってはいますが、本格的な活用はまだこれからです。ウェブ戦略についてはすでに進んでいる方が多数いらっしゃるため、皆様から学びながら実践に移していきます。

    おわりに

     

     以上、気の向くままいろいろ書きました。

     税務会計系ブロガーサミットのようなイベント、そしてSNS、ブログの融合により、まだまだわれわれ税務会計の業界にもチャンスが広がっていると思います。それらを生かすも殺すも自分次第。できるところから一歩ずつ踏み出し、進んでいくことが大事です。

     このように肝に銘じて、これからもさまざまなつながりを楽しんでいきたいと思います。

    菊水 浩(きくすい・ひろし)

    昭和49年広島県生まれ。大阪在住。大学卒業後、6年間にわたりプログラマー、システムエンジニアを経験。在職中に税理士を志し、2年間の専念期間を経て合格。平成17年、税理士法人第一会計に入社。中小企業の経営安定と繁栄に貢献することをモットーに奮闘中。平成19年税理士登録。社会保険労務士、行政書士としても活動している。

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  • 2014年2月号 ブログ・アウトサイドストーリー93

    ご縁は拡がる! どこでつながるか分からないご縁 おおやひとえ税理士事務所 税理士 AFP 大谷一江

    はじめに ~寄稿に至った経緯~

     

     本誌に寄稿できたご縁に感謝いたしますとともに、ここに至った経緯についてお話しします。

     2012年9月、税理士の見田村元宣さん(私が出会った税理士の皆様を、親しみを込めて「さん」と呼ばせていただきます)が主宰しているメーリングリストの懇親会に参加しました。

     参加するにあたり、開業間もないのに参加しても問題ないだろうか、知り合いもいないし、どんな話をすればよいのだろうかとかなり躊躇しました。悩んだ末、既に業界で活躍している方々と同じ空気を吸えるチャンスと考えを切り替え、思い切って参加を決意しました。

     この懇親会で税理士の佐藤亜津子さんに出会い、実務の話をいろいろ伺うことができました。

     その後、佐藤さんからフェイスブックでブロガーサミットにお誘いいただき、2013年3月、初めてブロガーサミットに参加しました。

     会場に到着すると、独特の雰囲気。初参加でも受け入れてもらえるのかドキドキ。思い切って最前列を確保したところ、税理士の松波竜太さんにお声をかけていただき、無事に溶け込むことができました。

     第2部では、皆さんお酒が入ったせいか、終始和やかな雰囲気で過ごすことができました。この時に、税理士大林茂樹さんより寄稿のお誘いを受けました。初めての経験でしたが、これも何かのご縁と思い、即決しました。

     さて、お引き受けしたものの、執筆など一度も経験のない私にとって、テーマを決めることがとっても大変でした。悩んだ末、「ご縁」をテーマに、そして、「キッカケ」をキーワードにお伝えすることにしました。

    業界に入ったキッカケ

     

     人見知りで、幼い頃から人と接するのが苦手です。そうは見えないとよくいわれますが……。公務員だった父の転勤で転校を繰り返していたことも影響しているかもしれません。今思えば、この業界に入ったキッカケは、遡ること小学校3年生。親に習わせてもらった珠算だったと思います。

     社会人になり、初めて就職した外資系製薬会社で、珠算ができるからとのよく分からない理由で経理部に配属されました。簿記は全く知らない世界だったので、専門学校に入学。通学しているうちに専門学校の講師に憧れ、製薬会社を退職して簿記講師に。自然の流れで税理士を目指すようになりました。珠算が縁で、この業界に入るとは思ってもいませんでした。「点と点はバラバラに見えていても、いつか必ずつながる」。故スティーブ・ジョブズ氏の言葉を思い出しました。

    北海道オホーツクに合同会社Gainを立ち上げたキッカケ

     

     合同会社Gainの本店は、東京ではなく北海道大空町女満別です。

     女満別と聞いて、場所が思い浮かぶでしょうか。網走刑務所や世界遺産・知床の最寄りの空港が女満別空港です。羽田空港から直行便で2時間弱。女満別空港から車で5分ほど走ると、会社を一緒に立ち上げたパートナーのオホーツク司法書士事務所があります。東京から移住し、開業して12年になる中学の同級生です。

     数年前から、オホーツク司法書士事務所の顧問をするようになりました。遠方であるがゆえに、コミュニケーションは当初、電話がほとんどでした。その後、テレビ電話を導入してみたところ、予想を遙かに超えて、オホーツク司法書士事務所のスタッフとも、遠方でありながらコミュニケーションをとることができるようになりました。

     彼は、もともとパートナーとなる税理士を地元で探し続けていましたが、なかなか気の合う方が見つからなかったようで、私に声がかかりました。お客様にとって、税理士は近くにいるほうがよいのではと考えていた私は、なかなかよい返事ができずにいました。

     しかし、オホーツク司法書士事務所で利用を開始したマイクロソフト社のOffice365というサービスに含まれているLyncというオンライン会議システムを利用すれば、お客様とも十分なコミュニケーションがとれることを確信しました。

     2013年1月、これも何かのご縁と思い、遠隔地の異業種パートナーとして、オホーツク地域で今後事業を展開することを決意しました。

    そうはいっても、税理士事務所は東京、司法書士事務所は女満別です。業務上何かと不都合な点もあるので、共同出資による会社を立ち上げることとなりました。

     社名は、たくさんの候補が出ましたが、最終的に合同会社Gain(読み方は「ゲイン」)にしました。お客様に対してもゴリヤクがあるようにとの願いも込めています。

    セミナー開催のキッカケ

     

     会社をオホーツク地域の事業者に認知していただくために、2013年11月に設立記念として「事業承継」をテーマにセミナーを開催することになりました。

     当初は、自前で講師をする予定でしたが、せっかくだから、会社の目的にも掲げている「事業承継」や「MQ会計」に関する著書や多くのセミナーを開催している税理士、牧口晴一さんにお願いしようということになりました。

     そうはいっても、人口8000人の大空町女満別に来ていただけるのだろうか、一抹の不安がよぎります。

     そもそも、私と牧口さんが出会ったキッカケは、2012年7月、「非公開株式譲渡の時価」という2日間のセミナーでした。セミナーを受講しているというより、ショーを見ているようでした。その後も、牧口さんのセミナーを積極的に受講するようになりました。

     2013年2月のセミナー後の懇親会の際、牧口さんに北海道女満別でのセミナー講師を依頼したところ、ご快諾いただきました。

     当初は、テーマを「事業承継」にお願いしましたが、「そもそも後継者が継ぎたくなる会社になっているのか、企業はまず儲からなきゃあかん」とのご意見をいただきました。

     その後パートナーと何度も協議した結果、テーマを「99%の経営者が知らない利益アップの秘策」に変更し、経営者や社員全員に知っていただきたい大切な考え方が書かれている牧口さんの著書「6%の売上UPで利益が2倍になるワケ」をテキストに使用することになりました。

     開催が決まれば集客です。目標を30名と設定しました。セミナーを開催する一番の目的は、「お客様に有益な情報を知ってもらいたい」ですが、有益かどうかの判断はお客様がするもので、主催者が決めるものではありません。人の価値観はそれぞれで、主催者が絶対に有益と思っても、それを押しつけることはできません。

    そこで、チラシやポスター、特典など、精いっぱい工夫しました。牧口さんも集客についてご心配くださり、たくさんのアイデアを頂戴したことに大変感謝しています。

     しかし、残念ながら、目標の30名には到達できませんでした。北海道オホーツク地域では、有料のセミナーはあまり開催されておらず、自費で学ぶという機会が少なかったことが原因かもしれません。

     さて、セミナーの効果はどうだったのでしょうか。セミナー終了後に記入していただいたアンケートによれば、全員の参加者にご満足いただけたようでした。

     主催者としては、情報を伝えただけでホッとしてしまいがちですが、参加者にとっては、セミナー参加後、具体的にどう行動するかが課題です。せっかく「実行してみよう」「経営に役立てたい」という想いがあっても、なかなか実行に移せないのが現実です。合同会社Gainでは、セミナー参加後のさまざまなサポートも実施していく予定です。

     このサポートの一環として、セミナーの翌日に、参加した数名の方とお会いしました。どの参加者も、ホワイトボードに描かれた牧口さんのイラストが強烈に印象に残っているようでした。「あの絵にもあったけど」「例のイラストにもあったけど」と「共通語」が生まれたのは収穫でした。「共通語」ができることにより、話題を共有でき会話がはずみます。その後の会話では、経営者の真の悩みや不安をお伺いすることができました。

     普段、専門用語を易しく分かりやすく説明することを心がけているつもりでも、ついついリスク回避のためか保守的になり、お客様が求めていないような細かいことまで説明し、自己満足に陥ってしまうことがあります。お客様の言葉の先にどんな想いがあるのか、お客様の質問の奥にある本当の想いや悩みを聞くことができるよう、今後も「共通語」探しを続けながら自分を磨いていきたいと思います。

    2013年11月24日開催のセミナーでの税理士牧口晴一氏自身による板書。

    前夜から3時間かけて描いたので、「自己最高の出来」とのこと。

    おわりに

     

     人とのご縁は不思議なもので、必要なタイミングで必要な方に出会っているように感じます。本稿でご紹介した方々だけでも、たくさんの出会いがありました。すべてが私の貴重な財産となっています。

     北海道のオホーツク地域で仕事をさせていただけることに感謝し、また、税理士はサービス業であると心得て、「また会いたい」と思われるように、お客様に対して何ができるだろうと問いかけをしながら、心の筋肉も鍛えていきます。手は抜かず、たまに気を抜き、誠実に、ご縁を大切に今後も提案してまいります。今回の寄稿をキッカケに新たな出会いがあることにワクワクしつつ、ブロガーサミットにまた参加させていただこうと思っています。

     最後までお読みいただき、ありがとうございました。

    大谷一江(おおや・ひとえ)

    税理士。AFP。

    1970年宮城県栗原市生まれ。

    射手座のA型。2007年より税理士である父の事務所に勤務。

    2009年税理士試験合格。

    2012年8月東京都新宿区におおやひとえ税理士事務所開業。

    2013年11月北海道オホーツクに合同会社Gainを設立。

    お客様とそのご家族が笑顔になれるよう、受け身ではなく提案型事務所を実践し好評を得ている。好きな言葉は「疑いを持って考え抜く」。

     

    ■フェイスブック

    ■オホーツク司法書士事務所

  • 2014年1月号 ブログ・アウトサイドストーリー92

    「第15回税務会計系ブロガーサミットinグランフロント大阪」を終えて 税理士事務所トライズパートナー 代表 税理士 秋山和久

    はじめに

     

     ここにエッセイを寄稿させていただくのは、光栄なことに昨年に引き続き2度目になります。

     平成25年9月21日(土)、「第15回ブロガーサミットinグランフロント大阪」が開催され、白川浩先生、菊水浩先生、そして私、秋山和久の3名が、(おそらく)ブロサミ初の「3名共同幹事」を務めさせていただきました。

     今回のリレーエッセイでは、前回の白川先生に引き続き、この「第15回ブロガーサミットinグランフロント大阪」についてお話しいたします。

     メインイベントの「ワールドカフェ」の詳細は、前回白川先生よりお話しいただいたので、今回は開催実現に至るまでの過程や会場決定などの背景、幹事のなかでの私の役割、そして当日の感想などをまとめてみたいと思います。

    幹事を引き受けた経緯

     

     ことの発端(?)は、1年前の「第13回ブロガーサミットin岐阜」への参加でした。ブロガーサミットでは、開催時に次回、次々回の開催地と幹事を決定するのが慣例になっています。

    第15回の開催地が大阪に決定し、大阪からの参加者であったわれわれ3名を幹事にという、想定していなかった流れに……?

     意外に私のブロガーサミット歴は長く、平成18年秋開催の第2回が初参加です。勤務時代はなかなか継続して参加ができず、2度目の参加は独立準備を始めていた平成22年秋開催の第10回と、再び初参加に等しい状態でした。そして岐阜でのサミットが4度目の参加。白川先生、菊水先生の参加回数も、その時点でおそらく同じくらい。かつて、これくらいの参加歴の人物がこの一大イベントの幹事を務めたことがあったのだろうか……。そのとき、私の頭の中にはこのような思いが駆け巡りました(笑)。

     しかし、「共同幹事」というのが心強くもあり、また、「まだ1年後だし……」という先延ばしの思考(?)もあり、「よし、やってみよう!」とお引き受けして……、はっと気付けばあっという間にもう開催3カ月前(笑)。本当に不安だらけのスタートでした。

    どんなサミットにする?

     

     スタートからすでに7年以上、第15回を数えるこの一大イベント。せっかくこのような会の幹事を務めさせていただくわけで(しかもブロサミ史上初の3名共同幹事)、これまで幹事を務めてこられた諸先輩方の流れをくみつつ、これまでとは異なったコンセプトを取り入れて、インパクトのある新しいブロガーサミットを作ってみたい!と、私たち3名で考えました。

     何度も打ち合わせを重ねて出した方向性は、講演形式、パネルディスカッション形式のように聞くだけではなく、参加者全員が「『発言者』であってほしい!」「主役として参加できる会にしよう!」というものでした。

     じゃあ、何をするか。いろいろ検討しましたが、「これ!」というものはなかなか思いつきませんでした。そのようななかで、われわれ幹事陣にこれぞという企画を発案してくださったのが近藤学先生でした。そのメイン企画の内容が、「ワールドカフェ」。詳細な内容については、前回白川先生にまとめていただいたので今回は割愛しますが、とにかくワールドカフェとは参加者全員が発言することにより、一部の方だけではなく、全員でひとつのテーマを自由に話し合い、模造紙に書き込んで形にしていこうというもの。

     そしてテーマにしたのが「中小企業に対する私たちの役割」でした。

    なぜこのテーマを選んだか

     

     ブロガーサミットには、いろいろな方が参加されます。開業税理士、勤務税理士、他士業の方、士業以外の方。立場の違いはあれ共通しているのが、それぞれがそれぞれの立場で、それぞれの思いを持って「顧客である中小企業に向かい合っている」ということ。

     意外とカタいかもしれませんが、ワールドカフェのツボは、「皆さんが自由に発言しやすいように、あえてボヤっと、広いテーマを設けること」。そして「狭い、断片的な、答えのあるテーマを選ばないこと」。そういった意味では、このテーマはベストだと考えました。

     ワールドカフェでは、全員が発言します。そしてそれを遮ったり、否定したりすることを一切しないのがルールです。会議や議論で必要とされる「結論」はあえて出しません。皆さんが考える「自分の役割」を融合して共有し、それぞれが新しい価値観を得て帰ってもらいたい。それが今回の目的でした。

    開催地を選んだ理由

     

     ワールドカフェをメインイベントに、皆さんの発言を融合して新たな価値観を感じてもらいたいというコンセプトのもと、開催地は大阪が誇る「グランフロント大阪」の中心施設、ナレッジキャピタルを選びました。面白いことに、開催地をどうするか話し合った際、全員が考えていた候補地が一致したのです。このナレッジキャピタルのコンセプトは、「世界の『感性』『技術』を持ち寄り、交わり、コラボレーションすることで新たな価値を生み出す」こと。そういった意味では、今回のメインイベントのコンセプトに完全にマッチしました。

     オープンしてまだ半年足らずということもあり、とてもぜいたくな会場でした。「ワールドカフェ」と同様、この「グランフロント大阪」も、今回のコンセプトを強調する目玉のひとつでもありました。

     そしてこのナレッジキャピタルとの直接交渉は私の任務でした。話題の人気施設ですから、会場の予約を取るのも一苦労でしたが、ほかの幹事の方々のサポートのもと、何とか無事開催にこぎつけることができました。

    実際にやってみて

     

     ワールドカフェの特徴は︑その名の通り「カフェ」のようなリラックスした雰囲気で、ひとつのテーマについて、少人数に分かれたテーブルごとに自由な対話を行い、テーブルのメンバーを入れ替えながら他のテーブルで話してきたことなどを共有していく、「他花受粉」というディスカッション手法。みんなが自分の考えを自由に発言し、それを否定せずしっかり聞くこと。テーブルの模造紙に自由にメモを書いていきます。

     参加した皆さんは、それぞれの立場で中小企業に対する使命や考えを持っています。それをワールドカフェで融合していくのは、とてもわくわくする作業でした。

     開始直後はぎこちない感じもありましたが、そこはプロの方々。すぐに活発な話し声が響き渡り始めました。むしろ時間が来てストップさせるのが大変でした(笑)。

     ディスカッション後は、各テーブルで自由に書いた模造紙を1カ所に集め、見直しながらの全体共有です。

     ここではファシリテーターとして、今回この「ワールドカフェ」のアイデアを出してくれた近藤先生に全体をまとめていただきました。近藤先生には今回大変お世話になりました。あらためてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

     参加された皆さんに積極的に自分の意見を発していただいて、交流を最大限に図ってほしい。そのような趣旨で採用した今回のワールドカフェ。幹事陣の実感としても、参加者の方からの感想としても、自分で言うのもなんですが、すごくよかった! すごく楽しかった! です。

    意外な副産物・その1

     

     通常、ブロサミ本会(第1部)では、参加者が直接交流できる時間は限られていますが、今回はあらゆる参加者との対話がテーマ。ワールドカフェの意外な副産物として、第2部の交流会では、ワールドカフェでしっかり交流できたということもあり、スタート直後から存分に交流していただけたと思います!

    意外な副産物・その2

     

     そして、もうひとつの意外な副産物。このブロサミで知り合った共同幹事3名。もちろん以前から知り合いではあったのですが、今回の幹事の仕事を通じて、すごく仲良くなりました(笑)。

     リーダーとして全体を仕切って引っ張っていっていただいた白川先生。意見を常に出していただき、細かい作業や外堀を確実に埋めていただいた菊水先生。一番年少者の私の奔放な発言にも、真摯に、丁

    寧にぶつかってくださいました。すごくよいバランスの3人組(?)だったと思います。両先生、本当にお世話になりました。すごく楽しかったです! そして、終わってしまうと少し寂しくもありました。

    おわりに

     

     次回の第16回ブロサミは、埼玉県川越市での開催となりました。幹事は、ブロサミ創始者のひとり、大林茂樹先生です。今からとても参加を楽しみにしています。

     今回の大阪ブロサミは、本当にいろいろな方々の協力や助言のおかげでたくさんの方にご参加いただき、とても盛り上がった有意義な会とすることができました。幹事3名のみではここまでできませんでした。かかわった全ての方々に、心よりお礼申し上げます。

     幹事のひとりとして、本当に貴重な体験をさせていただきました。これからもますますこのブロサミが発展するように盛り上げ、そして参加していきたいと考えています。

     ありがとうございました!

    秋山和久(あきやま・かずひさ)

    昭和53年生。大阪府羽曳野市出身。近畿大学卒業。平成18年税理士登録。大学時代より税理士を志し、個人事務所、大手税理士法人にて10年のキャリアを積んだ後、新大阪で独立開業。得意とするIT効率化に特化する一方で、アナログの対人関係との両立で顧客満足の最大化を目指す。また、「必要なものを選択してもらう」料金体系で、従来の固定報酬型の顧問料とは一線を画す。明るいキャラクターと分かりやすい説明を強みとする。

     

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