4月12日から4月16日にかけて、今年で7年目、7回目となったBMS海外研修ツアーが行われ、無事終了しました。
  3月11日に発生した東日本大震災の影響で開催が危ぶまれましたが、交通事情の平常化、福島第一原発の急激な状況悪化の回避という2つの条件をクリアできたほか、ご参加の皆様の「こういう時だからこそ行きます」という力強いお言葉に励まされ、開催することができました。
  とはいえ、完全な平常時とは違うため、なかなか思うようにはいかない部分もあり、何事もなく終わったことがとにかく嬉しいと感じるツアーでした。
 
1日目
  初日から、いきなりトラブルが発生しました。
  予定では成田空港に9時の集合だったのですが、8時8分に千葉県東方沖を震源とするマグニチュード6・3の地震(余震)が発生したのです。その結果、千葉・東京エリアの電車が一時的にストップしました。
当然、成田空港に連絡する成田エクスプレスや京成スカイライナーも止まりました。
  私はこの時、既に成田空港出発ロビーにいましたが、かなり揺れたことを覚えています。ご参加者の多くは空港へ電車で向かっている途中で、ツアーに添乗するスターツツーリストの岡本氏の携帯電話には続々と連絡が入ってきました。
  結局、ギリギリ間に合った方が多いなか、おひとりだけ飛行機搭乗時間に間に合わないという事態になってしまいました。私たちは、無念の思いで飛び込むように飛行機へ乗りました。しかしその後、機上での電話連絡のやりとりで、間に合わなかった方には翌日の便で追ってきていただき、デリーで合流できることになりました。その段取りがついた時には、とても嬉しかったのを覚えています。
  初日は、デリーの空港からホテルに移動しチェックイン、それぞれ自由にバイキングの軽食を取り終了となりました。
 
2日目
  朝7時にホテルを出発し、バスで2時間かけて、デリー郊外にある「ダイヤモンド電機デリー工場」を見学しました。そして、同社現地法人社長の石井氏の講演を聴きました。
  この工場は自動車の点火プラグを製造しており、インドで大きなシェアを持つスズキ自動車や、現地のメーカーに納入しているそうです。石井氏からは、インド人を雇用する際に難しいと感じること、トラブル回避のコツ、インド経済の概要などについてお話をしていただきました。
  ダイヤモンド電機の工場はとても整然としていて清潔感もあり、いかにも生産性が高そうな印象でした。
  その後は2時間強かけてデリー市内に戻り、国際会計事務所である「コーポレートキャタリスト」を訪問しました。そして、同事務所の日本人スタッフから、「インド経済の概要と事業機会」と題した講演を聴きました。インドの経済状況が現在どのようになっているのか、日本企業が参入できる市場はどこにあるのかといった内容を整理して説明していただき、大変参考になりました。
  それが終わったあとは、デリーの高級ショッピングセンターを見学し、同センター内にある「IZAKAYA」という名の居酒屋で食事をしました。この「IZAKAYA」は、今回のツアーの総合プロデュースをしていただき、研修の全行程に同行していただいたサチン・チョードリー氏が、日本の居酒屋をデリーで再現したお店です。内装は本当に日本の居酒屋と同じようにしてあり、サッポロビールに枝豆・カラ揚げ、そのあと焼酎、という感じで、異国で出合った純和風の品々にとても不思議な感覚を持ちました。
  この店はデリーでも大変評判がよく、インド人にも受け入れられているとのことです。
  そしてここで、昨日飛行機に乗り遅れた方が合流。皆さんの大きな拍手で迎えられていました。合流できて本当によかったです。
2011インド
2011インド
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3日目
  せっかくインドに来たのですから、世界遺産でもあるアゴラ・タージマハルを見ないわけにはいきません。
デリー市内からはバスで片道4時間、出発は朝の5時30分という強行軍でしたが、天気に恵まれ、最高のタージマハル観光ができました。
  前日も感じましたが、バスで郊外を走ると、時々集落の中を通ります。
道路には、野良犬、野良(?)牛、馬がのんびり歩いていたり、文字通り道草を食べていたり。車もバイクも自転車も人も、まさにカオスな道路状況、村落の風景でした。いやでもインドのインフラ整備の遅れを感じます。
  とはいえ、日本と比べてそう感じる自分がいるとしても、目の前でのんびりニコニコ生きている人々が、不幸な状況にあるとはとても思えません。インドの人口は12億人と言われるほど巨大で、牛や豚を食さないヒンズー教徒がほとんどなのに、食牛肉の消費量は世界で4位になります。牛肉を食べるのは少数派(といっても億を超える規模)のイスラム教徒だけであることを考えると、インド市場のポテンシャル、そして今後のマーケットパワーの大きさを感じることができます。
  実際、韓国の電機メーカーは、素早い経営判断と緻密なCM作戦で、インドでもマーケットを広げており、経営判断が遅いと言われる日本メーカーを1歩も2歩もリードしているそうです。そのなかで、自動車メーカーのスズキ自動車は大きなシェアを占めており、日本メーカーの可能性を示しています。
  現在、日本からの駐在員はたった5千人(中国は12万人)だそうですが、インフラが整備される今後を見据え、さまざまな分野での日本企業の進出が、現地でも待ち望まれているのではと感じました。
  この日は、昼はアゴラ市内の高級レストランでインド料理を中心としたバイキング料理、夕食はデリー市内の有名レストランでインドのタンドール料理を堪能しました。
2011インド
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4日目
  デリー滞在最終日となるこの日は、宿泊しているホテル内にて、8時からモーニングセミナーとして、今回のツアーに同行していただいているジブラルタ生命保険株式会社による、保険に関する税務等のセミナーを1時間行いました。
  その後、デリー市内のIT会社「Abacus Venture Solutions」を視察。さらに昼食前にデリーの中心部、大使館が林立する地域をバスで見学しました。その中には日本大使館もありました。
  昼食は、そろそろ和食が恋しくなってきた皆様に配慮して、2日目の夜に訪問したIZAKAYAで昼食。トンカツ定食でした(笑)。
  午後、インドの財閥系企業が開発中の日本人タウンの現場を視察しました。視察の際には、財閥トップの方が自らスピーチに来てくださり、地元の新聞社も取材に来るなど、不動産開発に相当力を入れているという印象を持ちました。
  その後は空港に移動し、デリーでの行程が終了しました。
2011インド
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まとめ
  今回は、日本に10年以上住んだ経験のあるサチン・チョードリー氏が、訪問先から食事の手配まで、すべての行程を組んでくださり、実質3日間という短い日程にもかかわらず、「これからのビジネス目線のインド」を深く知ることができました。
また、インド旅行というと、安全・衛生面に不安があると言われがちですが、その点でもとても安心できるものでした。
  日本の中小企業が今すぐインドに進出するにはそれなりの覚悟とノウハウが必要だと感じましたが、これからどんどん日本の大手企業が進出してくれば、その後を追う価値は間違いなくあると思います。中国を抜くと言われている人口は、それだけで大きな魅力です。
  もしも、インド視察をしたいという会計事務所・企業がございましたら、ぜひ弊社にご一報ください。サチン氏や、サチン氏が経営する会社の日本人コンサルタントの方などにサポートしていただければ、上記のような安全でニーズに合うツアーを組んでもらえます。
  冒頭にも書きましたが、東日本大震災の1ヶ月後というタイミングでのツアーが、無事に終わったことについて、ご参加の皆様、ご協力いただいたジブラルタ生命保険株式会社様、スターツツーリスト様、その他多くの方々に心より感謝申し上げます。
  また、インドで訪問したすべての皆様から日本に向けてのお見舞い・励ましのお言葉も頂きました。
  本当にありがとうございます。来年も、皆様に喜ばれるツアーを企画したいと思います。

※本文にある数字や比較内容は、本ツアー内で見聞きしたことをそのまま記載しています。統計調査によっては異なる数字が示されている可能性もありますので、その点はご了承をお願いいたします。

営業企画部ツアー企画担当
板垣 誠
2011インド
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