2020年4月9日
会計事務所ロイズ会計(新宿区西新宿)は、不動産賃貸業や不動産業者に特化した会計事務所である。本日は同事務所代表の石井彰男先生に、新型コロナウイルスの影響と顧問先支援について伺った。
―― 新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化していますが、今年の繁忙期はいかがでしたか。
石井 当事務所では確定申告業務を毎年1月から始めて、2月中にはほとんど終わらせています。
やはり新型コロナウイルスの影響がどこまで広がるのか見通せないところがありましたので、顧問先の状況を確認しながら、早め早めに資料を頂くようにして、いつも通りの進行で終えることができました。
―― 緊急事態宣言も発令されましたが、日本経済は今後どうなると考えていますか。
石井 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で世界各国の株価が乱高下を繰り返しています。日本経済にも深刻な影響があることは間違いありません。ただ、すべてが悪いことばかりではありませんし、この状況が永遠に続くわけでもないと思います。
例えば、経済が停滞すれば不動産価格は下がりますので、感染拡大の影響が大きければ、不動産の価格は、今よりは下がってくるでしょう。また、手残りを生みやすい良い物件は、平時はなかなか見つからないことが多いですが、今のように経済環境が激変するタイミングでは、かなり頻繁に市場に出て来ます。
つまり、今後の状況次第では、10年に1度の不動産のバーゲンセールが訪れると考えています。これから日本には、大きな危機と大きなチャンスが同時に訪れるでしょう。
―― 顧問先の状況はいかがですか。
石井 当事務所のお客様は大家さんや不動産業者さんが中心です。飲食業などのように、影響がすぐに現れる業種ではありませんが、もちろん予断を許しません。これから何が起きるのか分からないような状況になってきましたので、お客様の状況には常に気を配り、適切なサポートをしていきたいと思っています。
―― 石井先生は大家さんや不動産業者の支援に特化されているそうですが、先生ご自身も大家さんだそうですね。
石井 はい。私自身はもともと、専業大家さんでしたが、頼んでいた税理士が不動産について全く知識がなかったために思わぬ損をしました。それをきっかけに自分で勉強をして、税理士の仕事を始めました。
不動産の賃貸経営は今年で17年目になりますね。ですので、お客様の悩みや課題は、同業の人間としてとてもよく分かります。
不動産投資において、物件選びと税金は車の両輪であるとよく言われるように、賃貸経営の大きな悩みのひとつが税負担の重さですね。私は法人を絡めた不動産投資の節税対策を特に強みとしており、お客様からも喜ばれています。
また、経営コンサルティング会社出身ということもあり、会計・税務にとどまらず、お客様の悩みや課題を解決して差し上げる経営コンサルティングにも取り組んでいます。
大変な時代が訪れたと思っていますが、私は自分ができることをするのみです。知識やノウハウを総動員して、お客様である大家さんや不動産業者さんをお守りしていきたいと思っています。
―― 本日はありがとうございました。石井先生のさらなるご活躍を祈念しています。
石井先生はサラリーマン時代は経営コンサルタントとして活躍し、その後、専業大家さんになり、そこから税理士に転身をされた方で、不動産賃貸業や不動産業者の支援を大変得意としています。
相談に訪れる顧客のなかには、利益の出ない物件を所有していたり、物件選びの十分な知識がないまま不動産投資をしたりしている方が沢山いらっしゃるそうです。石井先生はそのような顧客に対して、単なる税理士としての支援にとどまらず、どのようにすればお金の悩みをなくし、より良い人生を実現できるかといった総合的なところまで、丁寧にサポートをしています。
新型コロナウイルスの影響が深刻化していますが、石井先生は今後の世界情勢の変化を見据えながら、顧客には細やかな情報提供に努めたいと仰っていました。(高井 崇)
会計事務所ロイズ会計は、税理士であり、大家でもある石井彰男氏が代表を務める会計事務所。不動産賃貸業や不動産業者の支援に特化しており、節税対策や経営助言に定評がある。
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