アップデートの中身
今回のアップデートで、請求書の支払い処理や会計業務で入力した情報を、そのまま『マネーフォワード クラウド固定資産』に登録できるようになった。
金額や税区分、部門などの仕訳情報は、『マネーフォワード クラウド会計Plus』を通じて取り込む。その前の段階にある『マネーフォワード クラウド債務支払』の請求書や稟議の情報も、ワンクリックで確かめられる。
『マネーフォワード クラウド会計Plus』から仮勘定を連携すれば、固定資産の勘定科目への振替仕訳も、会計システムに自動で反映されるという。同社は、会計システムで仕訳を手入力する必要がなくなるとしている。
「仮勘定連携」機能
発表が詳細の案内として示すサポートサイトのお知らせ(10月30日公開)によると、機能の名前は「仮勘定連携」。『マネーフォワード クラウド会計Plus』から指定した科目の仕訳を取得し、資産の登録や、仮勘定から固定資産勘定への振替仕訳の作成を行える。
新しい「仮勘定連携」画面では、取得した仕訳をもとに資産化や費用化の操作ができ、資産化や費用化した資産は、登録内容をもとに『マネーフォワード クラウド会計Plus』へ振替仕訳を連携できる。
「月次締め」画面には、アラートが表示された仕訳や未確定の資産化・費用化対象を確かめる項目が加わった。「仕訳一覧」画面には、振替仕訳を確かめる「振替」タブが加わった。
取得する仕訳は「設定」の「仮勘定連携」画面で設定する。新しい権限をロールに付与すると、そのロールを持つユーザーが機能を使えるようになる。対象は、『マネーフォワード クラウド固定資産』を利用中の顧客としている。
提供の背景
同社は提供の背景として、固定資産の登録では、購入にともなって受領した請求書や会計システムの仕訳情報を確かめ、必要な情報を固定資産台帳に入力する作業があると説明している。
仮勘定で処理した資産は、固定資産勘定への振替仕訳を会計システムに入力する必要があり、こうした情報の収集や転記、仕訳の入力が経理担当者の負担になっているという。固定資産業務では、資産科目や耐用年数の判断など専門知識を要する検討や、法令や過去の処理履歴を確かめる作業も必要だとしている。
AIによる支援との組み合わせ
同社は、現物の写真や資産名をもとにAIエージェントが資産科目や耐用年数、償却方法を提案する「固定資産登録サポートエージェント」を提供している。
今後は、このエージェントによるAI支援と、今回のアップデートによる業務データの活用を進め、固定資産業務全体の効率化を目指すとしている。
『マネーフォワード クラウド固定資産』とは
『マネーフォワード クラウド固定資産』は、経理部門の固定資産の取得や異動の登録から、償却計算、増減集計、自動仕訳、償却資産申告に対応する固定資産管理システム。
今後は、現場での固定資産の実査棚卸のサポート機能の提供を予定している。内部統制にも対応し、複数の台帳を管理できるという。
出典
株式会社マネーフォワード「『マネーフォワード クラウド固定資産』、固定資産取得時の一連の業務プロセスをシームレスに」(同社プレスリリース、2026年11月4日)
株式会社マネーフォワード「『仮勘定連携』機能をリリースしました」(マネーフォワード クラウドサポート、2026年10月30日)
