一般社団法人大阪会計人クラブ（大阪府大阪市）は、「会計を学ぶ学生の支援及び学生への支援活動を通して会計人としての誇り及び使命を自覚すること」を目的に掲げる組織である。高校生を対象に、日商簿記検定試験の受験料の一部を奨学金として給付したり、会計事務所見学会やセミナーなどを開催したりすることで、会計事務所の仕事や社会的意義を伝えている。代表理事の中島 進氏（写真）は、会計事務所向けのＩＴ系コンサルティング会社を経営するなかで、会計を学ぶ学生の支援こそが、会計業界の根本的課題の解決につながるとの信念に基づき、現役会計人を巻き込んでの活動を通して、会計業界の活性化を目指している。本記事では中島氏に、同法人設立の経緯や目的、その活動内容などについてお話を伺った。（撮影 市川法子）