会計事務所博覧会2024 エプソン販売株式会社展示ブース

エプソン販売株式会社

ビジネスレポート

エプソン販売株式会社(東京都新宿区)は、10月17・18日に東京都立産業貿易センター浜松町館3階展示室(東京都港区)で開催された、株式会社ゼイカイ(東京都千代田区)が主催する「会計事務所博覧会2024」に出展し、展示ブースにて2025年7月発売予定の「エプソンの会計シリーズ」を紹介した。


エプソンは、同社の会計システム「R4シリーズ」の後継として「エプソンの会計シリーズ」を2025年7月にリリースする。エプソンの会計システム事業は、エプソンブランドのなかでも最も古い歴史を持つ製品群であり、9万社以上の企業や税理士事務所に提供されてきた。この事業は2027年に50周年を迎える予定で、長年にわたる信頼と実績を誇る。

新しい「エプソンの会計シリーズ」では、3つの大きなバージョンアップが施されている。

1点目は年間保守サービスの変更。従来の「ソフト代金+保守契約」という購入形態が、「サブスクリプション方式」へと移行し、利便性の向上が図られている。

2点目は、会計事務所向け財務会計ソフトの強化である。これまでオプションだった科目コード不要のCSV取込機能が標準搭載され、出納帳から仕訳を簡単に作成できるようになった。また、異常取引や残高確認、仕訳重複、不正な消費税区分や税率の自動チェックを行う「Weplat 監査支援サービス」が標準機能に含まれ、ミス防止がより確実に実現される。

3点目は税務申告ソフトの機能強化である。「事業所税」や「グループ通算」など、これまでR4シリーズにはなかった新たな税務申告ソフトが追加され、さらに一部の税務申告ソフトには便利な新オプションが拡張機能として導入されている。

エプソンの新シリーズは、会計事務所や企業の経理部門に向け、利便性や効率性を追求した機能を提供し、さらなる業務支援を図る姿勢が感じられる。

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セブンセンス税理士法人の大野修平氏
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