フリー株式会社(東京都品川区。以下、「freee」)は、10月10日にオンラインで、労務の未来をテーマにした収穫祭「HR day」を開催した。
今年で提供開始から10周年を迎えた「freee人事労務」の成果を振り返りつつ、次の10年に向けた新たな戦略を発表した。
本イベントはオンラインで配信されたほか、報道関係者やロイヤルカスタマーが品川本社に招かれた。
次の10年を見据えた新ビジョン
「“未来”の収穫」というセッションでは、freeeの常務執行役員 従業員プロダクトCEOの髙村大器氏が、「UPDATE your “HR” life!︱freeeと創る人事労務の“新しいカタチ”」というテーマで講演を行った。
髙村氏はこのなかで、今後の新ビジョンである「ピープル・エンパワーメント」を発表した。このビジョンは、すべての従業員が自分らしく働ける環境を提供し、人と組織の可能性を最大限に引き出すことを目的としている。
髙村氏は、「freeeは創業以来、“スモールビジネスを、世界の主役に。”というミッションを掲げており、従業員一人ひとりが組織の力を引き出す重要な存在であることを信じています。この新ビジョンは、働く全ての人々が自分らしく活躍できる未来を築くための新たな挑戦です」と語り、これからの取り組みへの意欲を示した。
AIシフト管理β版
続いて、業種特化事業開発部の田井野佐介氏から、「freee人事労務AIシフト管理β版」の提供開始が発表された。
このサービスは、従業員のスキルや経験を考慮し、シフトを自動作成することが可能で、シフト管理業務を大幅に効率化することが期待されている。さらに、「freee人事労務」との連携によりデータの重複管理が不要になり、業務フローの改善にも寄与する仕組みである。
また、freee人事労務は新ビジョンの実現に向け、ウェルネス支援や成長支援、人材マッチングといった新領域にも進出する。「freee福利厚生ベネフィットサービス」では、従業員が日常生活で使えるクーポンやギフトの提供を開始した。
さらに、成長支援の一環として、従業員の成長を促進するための「人事レポート(仮)」を導入する予定。
人事労務のリアルな事情と業務改善のヒント
「“進化”の収穫」というセッションでは、人事給与プロダクトマーケティングマネージャーの髙田駿介氏と、労務部マネージャーの福山奈央子氏が、freeeのリアルなバックオフィスの業務フローをもとに、これまでの10年間の成果や今後の改善ポイントについて語った。
バックオフィスの理想的な体制
freee福利厚生プロダクトマーケティングマネージャーの相澤 茂氏は、IT・労務・人事それぞれの分野で最適な体制を整えるための業務改善策を紹介した。理想のバックオフィス体制を築くための具体的な取り組みが提案された。
リアルな事例から学ぶ業務改善の道のり
最後の「“事例”の収穫」というセッションでは、株式会社TECO Design代表取締役の杉野 慎氏がファシリテーターを務め、freeeユーザーによる実践的な業務改善事例が披露された。
テテマーチ株式会社管理部サブマネージャーの久吉太樹氏、同社人事総務部の高屋さやか氏、株式会社βace取締役CFOの湊谷航介氏が登壇し、それぞれが経験した改善のステップや実践的なアプローチを共有した。実際に直面した課題やそれを克服したプロセスを通じて、労務業務の効率化に向けた具体的なヒントが提供された。





