最短5営業日で融資判断をする「TKCファストリンク」

株式会社TKC

ビジネスレポート

株式会社TKC(東京都新宿区)は、TKC全国会と日本政策金融公庫(東京都千代田区、以下「日本公庫」)が連携し、最短5営業日で融資判断をする「TKCファストリンク」の提供を開始したと発表した。

通常、融資の申し込みから審査結果の回答がなされるまでには概ね2~3週間程度かかるため、TKCファストリンクの最短5営業日という審査期間はかなりのスピード感だといえる。

政府系金融機関である日本公庫が、税理士・公認会計士の団体とこのような連携スキームを構築するのは初めてのことだ。

TKCファストリンクの利用対象企業

TKCファストリンクの利用対象は、次の3つの条件を満たす企業である。
 ①紹介者のTKC会員が最新決算の申告手続きを行っていること
 ②「当期の経営計画書」または「現状での期末業績の予測表」の提出ができること
 ③「TKCモニタリング情報サービス(MIS)」を通じて、融資後に継続して決算書の提出ができること

MISとは、TKC全国会の税理士・公認会計士が毎月の巡回監査と月次決算を実施したうえで作成した月次試算表や年度決算書などの財務情報を、金融機関に開示する無償のクラウドサービスのことである。

TKCファストリンクが誕生した背景

TKCファストリンクが誕生した背景には、「MISの利用企業はデフォルト率が著しく低い」ことがデータから確認できたことがある。

日本公庫では、MISを利用する企業の貸付状況などのデータをもとに、「法人融資全体のデフォルト件数を100件とした場合、MIS利用企業のデフォルト件数はどれほど低いか」を分析。その結果、TKC会員から融資紹介があったMIS利用企業のデフォルト件数は37件と、債務不履行になるリスクが顕著に低いことが判明した。これは、TKC会員が毎月、月次決算を支援することにより、関与先企業の黒字化ならびに持続的な存続・発展を支援している結果といえる。

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