近年ますます注目を集める企業年金・退職金制度。主に掛金に応じて受給額が定まる確定給付企業年金（DB）と掛金運用型の確定拠出年金（DC）に大別され、いずれも大企業では広く活用されている。一方で中小企業にフィットしづらい側面もあり、それをカバーするものとしては中小企業退職金共済制度（中退共）などが挙げられるが、選択肢は多くない。
2018年に創設された「はぐくみ企業年金」は、そうした課題を解消するべく従来型の制度に柔軟性を加えた「選択制DB」だ。「はぐくみ企業年金」の加入促進業務受託機関である株式会社ベター・プレイスの森本新士代表取締役社長がこれを考案した背景には、ご自身を取り巻く環境から抱くようになった「市井の人々を応援したい」という志があるという。「はぐくみ企業年金」の特徴と魅力、そして氏が力を注ぐ会計業界とのパートナーシップについて、じっくり語っていただいた。（取材 江面洋治、撮影 市川法子）
