2025年10月号

SAMURAIパートナーフェス2025

デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社

ビジネスレポート

8月19日と20日の2日間、品川インターシティホール(東京都港区)にて、運営事務局を務めるデロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社(東京都千代田区、以下「DTFA」)が、「SAMURAIパートナーフェス2025」を開催した。2日間の総申込者数は1044人に上り、30社以上の士業向けベンダーが一堂に会する大型ビジネス交流イベントとして盛況を博した。

本イベントは、士業経営における生産性向上や顧問先への提供価値増大を実現するための実践的な知見と具体的な解決策を提供し、士業が直面する課題を克服し、持続的な成長を遂げるための「出会い」と「学び」の場となることを目指した。ベンダーサービスの「その先」を追求し、さまざまなソリューションを持つベンダー企業が集結した。

8月19日は、経営戦略や付加価値サービスに関するセミナーが多数開催された。税理士法人ステラ代表社員税理士の池上成満氏が「今話題の著者が自ら語る! 税理士なら誰でも年収3000万円を達成できる事務所経営」と題し、経営戦略について講演した。続いて、ミカタ税理士法人代表社員の柴田昇氏が登壇し、「職員634名・クライアント数12、000件超‼ 急成長を続けるミカタグループの経営戦略と柴田総代表が考える会計業界の未来」と題して、事務所の成長戦略を共有した。また、牧口会計事務所の牧口晴一氏が「事業承継では最初に『これ』をしないと様々などんでん返し!」と題し、付加価値業務である事業承継の重要性を説いた。さらに、御堂筋税理士法人代表社員(CEO)/株式会社組織デザイン研究所代表取締役の才木正之氏が「2025年版! 御堂筋流税務+付加価値サービスで実現する高単価事務所の作り方」をテーマに、高単価事務所の実現方法について解説した。19日の締めは、日本クレアス税理士法人代表の中村亨氏が「開業23年間で500人の士業グループが実践する『人財』を惹きつける事務所経営」と題し、人財を惹きつける経営戦略について講演した。

8月20日も、付加価値向上やDX・業務効率化、経営戦略をテーマとした多様なプログラムが展開された。株式会社カタリスタの飯島彰仁氏が「税理士1人で1億円稼ぐ『シン・会計事務所経営論』」と題して、税理士の付加価値を高める経営論を提示した。続いて、株式会社 ASAHI Accounting Robot研究所取締役CTOの佐々木伸明氏が「Microsoft Power Platformを活用したHyper Automation あさひ会計の実践事例紹介」と題し、DX・業務効率化の具体的な事例を紹介した。また、EMP税理士法人代表のあべき光司氏が「EMPグループ10 年間の軌跡~グループ年商10億円を達成し、代表をバトンタッチした3つのポイント~」と題する経営戦略の講演を行った。さらに、セブンセンス税理士法人ディレクター/AI研究会ディレクターの大野修平氏が「「生成AI×税理士の未来像」~ ChatGPT時代の『選ばれる専門家』になるために~」と題し、AIの活用による税理士の未来像について講演した。イベントの締めくくりは、税理士法人Bricks&UK代表社員の梶浦潮氏が「令和時代の士業成長のしくみ」と題し、経営戦略における成長の仕組みについて講演した。

SAMURAIパートナーフェス2025は、セミナーだけでなく、会場内で飲み物や軽食を無料提供し、ミニイベントを開催するなど、ベンダー企業内のプロフェッショナルと士業が垣根なく交流できる場が提供された。来場者はベンダーブースで最新トレンドや新サービスを体験し、各ベンダー企業からAIやDXの専門家による無料コンサルティングを受ける機会も得られた。

運営事務局のDTFAは、監査法人トーマツの系列グループ会社であり、M&Aアドバイザリーや危機対応・不正調査といったクライシスマネジメントなど幅広いサービスを提供している。会計事務所と顧問先企業、そして協賛ベンダー各社の永続的な成長と発展を目的・目標のひとつに掲げており、本イベントがその目標達成のきっかけとなることを目指している。今回のフェスは、DTFAの旗振りのもと、会計業界の可能性と伸びしろを深く理解する企業が協力し合い、業界全体を盛り上げる場となった。(取材:城越謙太朗)

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