2026年1月号

freee HR Day 2025

フリー株式会社

ビジネスレポート

10月28日、フリー株式会社(東京都品川区、以下「freee」) は、渋谷ヒカリエホールB(東京都渋谷区)およびオンラインにて「freeeHR Day 2025」を開催した。同イベントは「孤独に戦うヒーローたちの、決起集会」をテーマに掲げ、バックオフィス部門担当者(経理・人事・労務・経営企画)など多くの関係者が参加した。

冒頭の基調講演では、同社常務執行役員Chief Growth Officerの髙村大器氏(写真左)と執行役員HRプロダクトCEOの和田矩明氏(同右)が登壇。「人事・労務を、組織を支えるヒーローに。freeeが描く『ピープル・エンパワーメント』の現在地と、その先の展望」と題し、同社が掲げるビジョンとその実現に向けた新機能を発表した。髙村氏は、スモールビジネスの人事労務担当者が抱える「孤独」や「業務過多」の課題に触れ、AIと人の協働によって「時間を取り戻し、人に向き合う」環境をつくることの重要性を強調した。

続いて和田氏は、具体的なプロダクトの進化とリリーススケジュールを発表した。freee人事労務」に新たなオートメーション機能(β版)が追加されたことも発表された。役職変更などをトリガーにタスクを自動生成し、業務の抜け漏れを防ぐ「オートメーション機能」は、同日よりβ版の利用申込受付を開始。本機能により、従来は担当者の記憶や手作業に依存していた対応依頼や通知が自動化され、「名もなき業務」の効率化が期待される。

アウトソース領域では、「freeeあんしん給与代行」の先行申込受付を開始。これは初期設定から運用までを代行し、AIとオペレーターの組み合わせで高品質かつ導入しやすい価格を実現するサービスだ。

タレントマネジメント領域への新規参入として発表された「freee AIタレントマネジメントシリーズ」では、3つのプロダクトが紹介された。コンサルタントが伴走する「freee人事制度設計」は同日より提供を開始。法政大学キャリアデザイン学部教授の田中研之輔教授と共同開発した設問を用いる「freeeサーベイ」は、2025年内の提供開始に向け、同日より事前登録の受付を開始した。また、評価プロセスを一元化する「freee人事評価(仮)」は2026年夏頃の提供開始を予定しており、こちらも事前登録の受付を開始した。このほか、年末調整機能のアップデートやサポート体制の刷新についても発表した。

続いて、田中氏とfreee専務執行役員(CHRO)の川西康之氏が「成長し続ける『組織」と『個人』とは 兼任人事のための、人が辞めない『評価』と『待遇』の考え方」と題してセッションを行った。

株式会社Rhelixa管理部人事総務課の天野千代氏が「『勘』から『確信』へ。サーベイで見つけた、エース社員の〝不満のサイン〞」をテーマに登壇。

株式会社ハウテレビジョン吉岡道子氏が、「人事労務業務を外部に委託? アウトソースを活用した企業が語る成長企業がたどり着いた、事業拡大を見据えた労務体制とは?」と題して講演。

freee労務部マネージャーの福山奈央子氏と同社労務部の吉岡聖真氏、株式会社TECO Design代表取締役の杉野愼氏による「なぜfreeeは新卒2名で2000人分の給与を回せるのか? フリー労務担当者の進化し続ける『リアル活用術』をご紹介!」が行われた。

会場ではこのほか、freeeの労務担当者や導入支援担当者に直接相談できるブースなどが設けられ、活発な交流が行われた。(取材:城越謙太朗)

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