ピー・シー・エー株式会社は3月25日、PCA本社(東京都千代田区)において「PCAプロフェッショナルカンファレンス2026」を開催した。
まず、同社プロダクトマーケティングセンター課長代理の矢野高也氏が登壇し「人、サービス、情報を繋ぐ架け橋に 新サービス『PCA Arch』の概要について」と題して講演した。デジタル化の遅れ、業務ノウハウの継承、人材不足、マルチタスク化といった顧客課題を背景に、既存サービス群とAI技術を組み合わせた新たな業務支援基盤として「PCA Arch」を構想した経緯が紹介された。
続くプログラムでは、株式会社ケーイーシー東京営業所シニアコンサルタントの八木健氏が「公益法人法改正とPCA公益法人会計DXのソフト対応」をテーマに、公益財団・公益社団法人における新会計基準への移行実務について解説した。日常の伝票入力や期中管理は従来通りの運用を基本としながらも、決算書や注記などのアウトプット面では大きな変更が生じることが整理され、制度改正に伴う主要論点が具体的に示された。あわせて、PCA公益法人会計DXにおける移行時の確認ポイント、支援サービスの概要にも触れられ、実務担当者にとって実践的な内容となっていた。
このほか、会場ではサイバーセキュリティ対策、顧問先のデジタル化、士業実務におけるAI活用などをテーマとした協賛企業の講演も行われ、制度対応にとどまらず、業務効率化やリスク管理、実務変革への関心の広がりもうかがえた。
今回のカンファレンスでは、PCAがAI・クラウドを活用した今後の業務変革の方向性を示すとともに、公益法人法改正といった足元の制度対応についても具体的な情報発信を行っていた点が印象的だった。
実務の現場で求められるのは、将来を見据えた変革への備えと、目前の制度改正への確実な対応の両立である。そうした意味でも、本イベントは参加者にとって有益な情報を得る機会となったといえよう。
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