4月22日、株式会社NTTデータ(東京都江東区)は、豊洲センタービル10階 INFORIUM LabA(東京都江東区)において、同社の税務専門メディア向けサービス説明会を開催した。
税理士が担うべき「財務支援」という新たな役割
はじめに、同サービスを統括・推進する第三金融事業本部イノベーション創発室部長の渡辺岳志氏が登壇した。渡辺氏は、税理士業界の構造変化や中小企業の財務課題を背景に、なぜ今「事務所変革」が必要なのか、そして税理士が担うべき「財務支援」という新たな役割について解説した。
「達人Ⓡシリーズ」を活用した財務分析や課題抽出の自動出力
続いて、同室課長の柿沼民人氏が登壇。メガバンクでの融資実務や審査、独立時の中小企業財務顧問としての経験を交えながら、金融機関目線での分析・評価ロジックを説明した。
両氏は、税務申告ソフト「達人Ⓡシリーズ」と連携し、電子申告ファイルを登録するだけで財務分析や課題抽出、対策提示を自動出力するシステムの機能や利用方法を紹介。さらに、資金調達の提案や融資依頼書の作成といった具体的な活用イメージ、導入による収益拡大やコスト削減、即戦力人財の育成といった効果、利用予定ユーザーの声を報告した。その後の質疑応答を経て、会は15時に閉会した。
会計クラウドや生成AIの普及を背景に、税理士事務所は税務に依存した既存のビジネスモデルから脱却する「事務所変革」の必要性に直面している。同社が展開する「財務のみかた™」は、決算や税務申告という日常業務を起点として、高度な財務支援業務を可能にする設計が特徴だ。
財務人材が不足し、倒産件数が増加する厳しい環境下の中小企業に対し、財務情報を継続的に把握する税理士が本サービスを用いて財務領域に踏み込むことは、中小企業の財務基盤を大きく強化する。同時に、事務所自身の収益拡大や変革を実現する手段としても機能し、これからの税理士業務の発展と新たな役割の確立を力強く後押しする。
(取材:鈴木将也)
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