今日の会計業界ニュース

経産省、千葉大雨の被災中小企業向け支援措置 特別相談窓口と災害復旧貸付

経済産業省は8月14日、令和8年8月13日からの大雨で災害救助法が適用された千葉県の25市町を対象に、被災中小企業・小規模事業者への支援措置を発表した。県内の日本政策金融公庫、商工組合中央金庫、信用保証協会、商工会議所などに特別相談窓口を設けるほか、公庫・商工中金による災害復旧貸付、一般保証と別枠で融資額の100%を保証するセーフティネット保証4号の事前相談、既往債務の返済条件緩和等の要請、小規模企業共済の災害時貸付を行う。内閣府防災の第3報によると、適用地域は21市4町となり、富里市・山武市・酒々井町・九十九里町が8月14日の公示で追加された。

税理士法人TAP、BPO・デジタル新会社を設立

税理士法人TAPは8月15日、グループ会社「TAPデジタルバックオフィス」を設立したと発表した。北海道農業のBPOを柱に、パート4人を採用して役員・従業員計9人とし、クラウド会計を中心に業務を進めている。

税理士法人TAP・2026年8月15日

税理士法人とどろき会計事務所、朝霞・川越2拠点を統合

税理士法人とどろき会計事務所は8月7日、朝霞事務所と川越事務所を統合し、8月24日に「さいたま川越事務所」を開設すると発表した。川越駅西口から徒歩1分の拠点に16人を配置し、フリーアドレスや会議室、交流スペースを設けるとしている。

税理士法人とどろき会計事務所・2026年8月7日

会計連キックオフセミナー 本郷孔洋氏をはじめ、業界のトップランナーが多数登壇。会計連の活動方針を発表

実務経営ニュース・2026年8月号・Business Report

一般社団法人会計事務所連携協議会(会計連)は6月11日、ホテルニューオータニで「会計連キックオフセミナー」を開催した。参加者は約70名。会計連は有力会計事務所17社を発起人に設立され、代表は本郷孔洋氏(辻・本郷グループ)、会員事務所数は63社に上る。

ビジネスレポート

Xの会計業界トレンド

  • 会計事務所の生成AIと最終確認の分担

    仕訳や元帳の異常値抽出、固定資産の一次区分、勤怠集計など、生成AIを下調べや前処理に使う実務例の共有が目につく。一方で給与計算の金額確定や税法上の最終判断まで丸投げすることへの慎重論も相次ぎ、人の確認を残す運用を語る投稿が見られる。効率化の成果を顧問料の値下げに直結させず、対話や提案へ振り替えるべきだという事務所経営の議論も続く。

  • 官報・院免・会計士付与を巡る資格入口論

    試験5科目と大学院免除、公認会計士への税理士資格付与を同じ資格の入口としてどう見るか、実務家の投稿が相次ぐ。個人の優劣より、異なる基準で同じ資格が与えられる制度の分かりにくさを問う書きぶりが目につく。不足を理由に水準を下げるべきではないという声と、経路より実務での更新や成果を重視する声が並ぶ。

  • 分かりやすい節税発信と実務リスクの温度差

    一般向けに単純化された節税や補助金紹介へ、条件次第だと指摘する実務家の議論が活発だ。発信側は分かりやすさで評価され、否認時の顧客対応は申告担当が負う、という構造への違和感を述べる投稿が見られる。事前確定届出給与の1円誤差のように、仕組みの運用ミスが重い課税につながり得るという注意喚起も目につく。

  • 税務調査に備える日常記帳と証憑整備

    調査対応そのものより、日々のエビデンスと記帳の精度を強調する実務家の投稿が続く。会計ソフトの自動連携を過信せず、人の目で税法上の正しさを確認すべきだという書きぶりが目につく。調査は任意であり何も出なければ損害賠償はできない、といった説明を共有する動きも見られる。

  • 税理士試験直後の受験界と人材確保

    本試験から約1週間というタイミングで、次科目の話や結果待ちの声が受験生アカウントに目につく。試験後に民法や宅建など周辺法を勧める実務家の投稿には反応が集まり、資産税や他士業連携を見据えた学習の話題が広がる。事務所側では受験支援や大学院進学サポートを前面に出した採用告知も見られる。

  • お盆明けの顧問関係と期限・災害対応

    お盆明けを意識し、資料の期日遵守や面談頻度と顧問報酬の見合いを語る事務所側の投稿が目につく。法人版事業承継税制の特例承継計画について、提出と実行の間隔が短い点を注意する発信も見られる。8月中旬の大雨を受け、中小企業支援や介護報酬の柔軟取扱い、補助金期限を顧客向けに伝える動きが相次ぐ。

会計事務所の動き

税理士法人チェスター、YouTube登録10万人で「銀の盾」受賞

税理士法人チェスターは8月13日、公式YouTubeチャンネルの登録者数が10万人を超え、YouTubeのクリエイター表彰「銀の盾」を受賞したと公式サイトで発表した。同事務所が運営する情報発信チャンネルの到達実績として掲載している。

税理士法人チェスター・2026年8月13日

AGS、メザニンファンド総額を350億4,900万円へ増額

AGSコンサルティングは8月12日、きらぼしキャピタルと設けた「夢・よりそい1号ファンド」の総額を350億4,900万円へ増額したと発表した。事業承継・成長・再生などの資金需要への対応と、資金繰り支援の強化を目的としている。

AGSコンサルティング(AGSグループ)・2026年8月12日

みらいコンサルティンググループ、アビスパ福岡のアカデミー選手向け支援を開始

みらいコンサルティンググループは8月10日、アビスパ福岡と連携し、同クラブのアカデミー選手向け支援プログラムを始めると発表した。人事評価システム「MIRAIC」の「ココロの共有」を使い、選手の自律性と人間形成を支援するとしている。

みらいコンサルティンググループ・2026年8月10日

長田会計事務所、大阪府の中小企業イベントに出展

長田会計事務所は8月10日、大阪府などが開催した「第7回大阪わかそう2026」に出展したと報告した。会場では「未来会計」を紹介し、経営者や個人事業主らがブースに立ち寄ったとして、準備から当日の様子までを公開している。

長田会計事務所・2026年8月10日

酒井寛志税理士事務所、Claude Teamプランを全社導入

酒井寛志税理士事務所は8月10日、グループ全社で8月6日付でClaudeのTeamプランを導入したと公表した。約5カ月の試行で作成した98個のスキルを共有し、情報の線引きや安全ルールを組織で運用するとしている。

酒井寛志税理士事務所・2026年8月10日

税理士法人FPC、飲食業の財務デューデリジェンス実績を公表

税理士法人FPCは8月6日、北海道内で複数の飲食事業を営む企業の財務デューデリジェンス(DD)の実績を公表した。直近3事業年度と進行期の資料をもとに正常収益力、簿外債務、店舗別採算を分析し、株式譲渡・事業譲渡・会社分割を比較したとしている。

税理士法人FPC・2026年8月6日

税理士法人押田会計、FXクラウド活用セミナーを開催

税理士法人押田会計は8月4日、7月15日に職員が講師を務めるFXクラウドセミナーを開催したと報告した。既存利用者や導入検討者に、使用方法、連携機能、クラウド化の長所・短所、事務処理の見直しを説明したとしている。

税理士法人押田会計・2026年8月4日

ミカタ弁護士法人、東京事務所を丸の内へ移転

ミカタグループのミカタ弁護士法人は、業務拡充に伴い東京事務所を8月1日付で東京都千代田区丸の内のグラントウキョウサウスタワーへ移転した。公式発表では新住所、電話番号と平日の営業時間を案内している。

ミカタグループ・2026年8月1日

会計事務所向けサービスの動き

弥生、会計ソフトの保守料金を10月から改定 スタンダードは約2割上げ

弥生は、会計ソフトの保守サービス「あんしん保守サポート」の料金を改定すると発表した。弥生会計スタンダードのベーシックプランは年間税抜4万9,600円から5万9,500円となり、新規は9月1日以降の申込分、利用中の契約は10月1日以降に開始する次年度分から適用される。

弥生株式会社・2026年8月10日

kubellストレージ、「セキュアSAMBA」に管理ダッシュボードを追加

kubellストレージは8月7日、法人向けオンラインストレージ「セキュアSAMBA」の管理画面にダッシュボード機能を追加した。未処理申請、容量・利用率、利用者数、契約プランなどを一画面で確認でき、対象プランでは標準機能として無料提供する。

株式会社kubellストレージ・2026年8月7日

LayerX、「バクラク人事労務」の先行トライアルを開始

LayerXは8月3日、AI人事労務サービス「バクラク人事労務」の先行トライアルを始めた。申請・承認と従業員マスターの更新をつなぎ、住所・扶養の変更確認から帳票作成、電子申請までを同じ画面で処理できるとしている(機能にはリリース予定のものを含む)。

株式会社LayerX・2026年8月3日

日本M&Aセンター、「アトツギ甲子園」にゴールドスポンサー協賛 地域創生賞で表彰

日本M&Aセンターは8月7日、中小企業庁主催の第7回「アトツギ甲子園」へ3年連続でゴールドスポンサーとして協賛すると発表した。後継者・後継予定者が自社の経営資源を土台に新規事業の構想を競うピッチイベントで、同社は企業特別賞「地域創生賞」を設け、地域への寄与が大きいと評価したファイナリストを表彰する。

株式会社日本M&Aセンター・2026年8月7日

OBC、海外子会社管理の「OBC Global EXPO 2026 Autumn」を9月9日にオンライン開催

オービックビジネスコンサルタントは8月5日、海外子会社管理をテーマにした「OBC Global EXPO 2026 Autumn」を9月9日にオンラインで開くと告知した。海外進出企業の経営者や連結・財務経理部門などを対象に、各国の専門家が実務的な解決策を提言するとしている。

株式会社オービックビジネスコンサルタント・2026年8月5日

実務経営研究会の新着セミナー

国税庁、熊本地震の被災事業者に消費税の届出特例 課税方式の変更やインボイス登録取消しを指定日まで受け付け

国税庁は8月12日、令和8年熊本地震の被災事業者に適用する消費税の届出特例の期限「指定日」を定める告示(国税庁告示第22号)を出し、リーフレットで手続きを案内している。特例では、課税事業者や簡易課税制度の選択(不適用)の届出を指定日まで受け付けて被災日を含む課税期間から適用できるほか、基準期間の課税売上高1,000万円以下のインボイス発行事業者は登録の取消しも求められる。対象は地域指定を受けた八代市・宇土市・宇城市・氷川町に納税地のある事業者に限らず、個別に期限延長を受けた事業者やその他の被災事業者も含み、届出書の参考事項欄に「熊本地震の被災事業者」である旨を記載する。

Anthropic、Claudeが書いた文章に「見えない透かし」を導入 AIが書いたかどうかの判別を助ける

AI開発の米Anthropicは、対話AI「Claude」が書いた文章に、目に見えず機械で判別できる「透かし」を埋め込むと公式文書で公表した。EUのAI法が求めるAI生成コンテンツの透明性への対応で、2026年8月2日以降にEUで提供を始める新しいモデルが生成する文章から適用し(既存モデルも順次対応)、ファイル生成に対応する形式には作成元の情報を記録する国際規格(C2PA)のデータも付与する。検出手段は第三者にも提供する一方、一部のプラットフォームや機能では対応せず、短い文章や大幅な編集・翻訳の後は検出できない場合があり、同社は検出結果だけでAI利用を断定できるわけではないと説明している。

出生数、1〜5月の速報値は前年同期比0.4%増の28万2,222人 5月単月は1.7%減

厚生労働省は7月24日、人口動態統計速報の2026年5月分を公表し、1〜5月の出生数は速報値で28万2,222人と前年同期より1,243人(0.4%)増えた。5月単月の出生数は5万9,663人で前年同月比1.7%減、5月までの過去1年間の婚姻件数は50万6,485組で前年比3.2%増となった。速報値は日本における外国人や国外の日本人、前年以前に発生した事象の届出を含む集計で、日本人に限る月報(概数)とは範囲が異なる。

会計事務所自身のBCPを点検 災害時の顧客データと業務継続に備える

日税連は税理士事務所等に適切な内部管理体制の整備を求め、関与先台帳、書類預かり一覧、情報管理チェックリストのモデルを示している。国税庁は、関与税理士が帳簿や申告書控えを失うと、その後の申告が困難になり、取引先や金融機関への照会による復元が必要になる場合があると説明する。中小企業庁はミラサポplusで、緊急時に備える事業継続の考え方を紹介している。

ヘッドライン

国内経済の動き

国内企業物価、7月は前年比7.2%上昇 2カ月連続で7%超

日本銀行は8月13日、7月の国内企業物価指数が前月比0.1%上昇、前年比7.2%上昇したと公表した。前年比は6月の7.3%から0.1ポイント縮小した一方、電力・都市ガス・水道が前月比を0.23ポイント押し上げ、石油・石炭製品が0.20ポイント押し下げた。

日銀、7月会合の主な意見を公表 焦点は「更なる上振れの回避」に局面変化との意見

日本銀行は8月10日、7月30・31日会合の主な意見を公表し、金融政策運営の項目に、焦点が2%への引き上げから更なる上振れの回避へ局面変化したとして緩和度合いの調整をペースアップする必要があるとの意見が記された。同会合は金利を1.0%程度で維持し、1人が1.25%程度への引き上げを提案して否決された。

ドル・円、8月14日17時は159円21~22銭 前日から15銭の円高

日本銀行によると、8月14日のドル・円は午前9時の159円43~45銭から午後5時に159円21~22銭となり、日中レンジは159円15~50銭だった。17時時点は前日8月13日の159円36~37銭から15銭の円高だった。

国際経済の動き

米生産者物価、7月は前月比横ばい 前年比は4.7%へ鈍化

米労働省労働統計局は8月13日、7月の最終需要生産者物価指数が前月比横ばい、前年同月比4.7%上昇だったと公表した。前年比は6月の5.5%から0.8ポイント縮小し、財は前月比0.7%低下、サービスは0.2%上昇した。

米消費者物価、7月は前年比3.4%上昇 伸びは6月の3.5%から縮小

米労働省労働統計局は8月12日、7月の消費者物価指数が季節調整済み前月比0.1%上昇、前年同月比3.4%上昇だったと公表した。前年比は6月の3.5%から0.1ポイント縮小し、食品・エネルギーを除く指数は2.5%上昇だった。

米原油在庫、前週比1740万バレル増 ガソリンは100万バレル減

米エネルギー情報局は8月12日、8月7日までの週の商業用原油在庫が4億2,440万バレルと前週比1,740万バレル増えたと公表した。ガソリンは100万バレル減、留出油は10万バレル減となり、原油在庫は過去5年平均を約2%下回った。

税務・当局の動き

国税庁、第76回税理士試験の問題・答案用紙を公開 所得税法に正誤表

国税庁は、8月4~6日に実施した第76回税理士試験の11科目について、問題と答案用紙を公開した。所得税法には正誤表も掲載し、ほかの10科目は問題・答案用紙を科目別PDFで示している。

e-Tax、国税システム更改向け仕様書ドラフトを更新 9月24日受付開始

e-Taxは8月12日、9月24日の国税システム更改を反映した仕様書のドラフト版と帳票レイアウトを追加した。今回掲載分の帳票は一部を除き9月24日に受付を始める予定で、ドラフトは確定まで変更の可能性があるとしている。

国税庁、国際最低課税Q&Aを8月改訂 SbSセーフハーバーを追加

国税庁は8月7日、国際最低課税額に関する法人税Q&Aを改訂した。経過措置CbCRセーフハーバーのQ16(3)・Q19(3)を見直し、2026年1月以後開始年度向けにSbSセーフハーバーの章を追加した。

先端AIの動き

OpenAI、Model MLの評価でGPT-5.6 SolのPowerPoint生成完遂率100%と公表

OpenAIは8月10日、金融業務AIを手掛けるModel MLの評価結果を公表した。GPT-5.6 SolはPowerPoint生成の完遂率100%、レビュー可能判定43.3%でOpus 5の76%、26.7%を上回り、Excelではワークブック当たりの使用トークンがOpus 5より36%少なかったとしている。

Anthropic、推論前にプロンプトを許可・拒否する「推論フック」を企業向けベータ提供

Anthropicは8月5日、企業向けに推論フックのベータ提供を始めた。管理対象のプロンプトを推論の実行前に許可・拒否でき、署名付きの要求、障害時の挙動設定、拒否記録のActivity Feedへの表示に対応するとしている。

Google、Gemini 3.7 Flashを発表 導入価格は入力100万トークン0.75ドル

Google DeepMindは8月13日、コーディングとエージェント向けのGemini 3.7 Flashを発表した。入力100万トークン0.75ドル、出力3.75ドルの導入価格で年末まで提供し、Gemini APIやAI Studioなどで利用できるとしている。

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