今日の会計業界ニュース

インボイス経過措置、仕入税額控除は10月1日から70% 1者上限も1億円に

国税庁の2026年4月改訂Q&A問113によると、免税事業者等からの課税仕入れで控除できる割合は10月1日から70%となり、2028年10月から50%、2030年10月から30%へ段階的に下がる。2026年10月1日以後に始まる課税期間は、同一の免税事業者等からの仕入れに使える経過措置の上限も税込10億円から1億円へ縮小する。国税庁の税制改正特集は、2割特例終了後の個人事業者について2027・2028年分の3割特例を案内している。

税理士法人イースリーパートナーズ、9月17日に会計業務DXセミナー

税理士法人イースリーパートナーズは8月17日、京都事務所で9月17日に会計業務のデジタル化を扱うセミナーを開くと発表した。AIによる請求書読取や仕訳、経営分析、利用時の注意点を扱い、参加費は無料としている。

税理士法人イースリーパートナーズ・2026年8月17日

税理士法人TAP、BPO・デジタル新会社を設立

税理士法人TAPは8月15日、グループ会社「TAPデジタルバックオフィス」を設立したと発表した。北海道農業のBPOを柱に、パート4人を採用して役員・従業員計9人とし、クラウド会計を中心に業務を進めている。

税理士法人TAP・2026年8月15日

会計連キックオフセミナー 本郷孔洋氏をはじめ、業界のトップランナーが多数登壇。会計連の活動方針を発表

実務経営ニュース・2026年8月号・Business Report

一般社団法人会計事務所連携協議会(会計連)は6月11日、ホテルニューオータニで「会計連キックオフセミナー」を開催した。参加者は約70名。会計連は有力会計事務所17社を発起人に設立され、代表は本郷孔洋氏(辻・本郷グループ)、会員事務所数は63社に上る。

ビジネスレポート

Xの会計業界トレンド

  • インボイス経過措置の控除割合切替

    免税事業者からの仕入控除が秋に割合変更になる、という注意喚起の投稿が相次ぐ。取引日や請求日付を今のうちに確認せよ、という実務メモが目につく。二割特例の終了や少額特例の判定単位を整理する書き込みも見られる。

  • AI効率化後の顧問料と付加価値

    記帳や分析の自動化が進むなか、浮いた時間を値下げ圧力に転じさせないための議論が活発だ。月次報告の中身を厚くし、意思決定に使える資料へ変える、といった書き方が目につく。人にしかできない伴走や問いの深掘りこそが残りしろだ、とする投稿も相次ぐ。

  • クラウド会計の現場拡張とAI経理

    freeeを中心に、画面内のAI経理や拡張機能による仕訳補助を共有する投稿が目につく。アドバイザー権限の使い分けや、申告帳票の未対応部分をどう残すかといった運用談義が見られる。自前ツールを他事務所へ公開する動きを伝える書き込みもある。

  • 電子帳簿保存法とデジタルインボイス

    電子取引データの保存要件やスキャナ保存の期限・解像度を再確認する投稿が目につく。デジタルインボイスと電帳法の法対応準備を扱うセミナー告知も相次ぐ。金銭コストより運用負荷が重い、という現場目線の書き込みも見られる。

  • 税理士試験の科目選択と院免・採用

    税法科目の選び方や大学院免除の扱いを、合同説明会や採用の場で問う投稿が活発だ。試験は手段で顧客貢献が本丸だ、とする事務所側の発信が目につく。新卒採用の始動やキャリアの選択肢を示す書き込みも見られる。

  • お盆明けの通常業務再開

    夏季休業を終えた事務所から、通常業務に戻ったとする朝の投稿が相次ぐ。休み気分が残る一方で書類や顧問先連絡が待っている、という現場の声が目につく。決算前チェックや案件再開に触れる書き込みも見られる。

会計事務所の動き

プロゴ税理士事務所、Google検索経由のアクセスが28日間で5,000件

プロゴ税理士事務所は8月14日、公式サイトの自然検索クリック数が28日間の集計で5,000回に到達したと発表した。これは検索結果からページを開いた回数で、問い合わせ件数や関与先の増加を示す数値ではないと説明している。

プロゴ税理士事務所・2026年8月14日

ミカタ弁護士法人、東京事務所を丸の内へ移転

ミカタグループのミカタ弁護士法人は、業務拡充に伴い東京事務所を8月1日付で東京都千代田区丸の内のグラントウキョウサウスタワーへ移転した。公式発表では新住所、電話番号と平日の営業時間を案内している。

ミカタグループ・2026年8月1日

会計事務所向けサービスの動き

マネーフォワード、法人のAI利用費をツール・利用者別に可視化

マネーフォワードは8月17日、法人のAI利用量と費用をツール・モデル・利用者別に可視化する「クラウドAIトークン管理」の提供を始めた。マネーフォワードIDがあれば無償で利用でき、ビジネスカードとの併用でAI関連支出も集約するとしている。

株式会社マネーフォワード・2026年8月17日

kubell、導入100万社・ARR100億円に到達

kubellは8月14日、2026年6月末時点でグループサービスの導入企業数が100万社、ARRが100億円に達したと発表した。ARRは前年同期比17.3%増で、Chatworkを基盤にBPaaSのクロスセルを強化するとしている。

株式会社kubell・2026年8月14日

弥生、会計ソフトの保守料金を10月から改定 スタンダードは約2割上げ

弥生は、会計ソフトの保守サービス「あんしん保守サポート」の料金を改定すると発表した。弥生会計スタンダードのベーシックプランは年間税抜4万9,600円から5万9,500円となり、新規は9月1日以降の申込分、利用中の契約は10月1日以降に開始する次年度分から適用される。

弥生株式会社・2026年8月10日

日本M&Aセンター、「アトツギ甲子園」にゴールドスポンサー協賛 地域創生賞で表彰

日本M&Aセンターは8月7日、中小企業庁主催の第7回「アトツギ甲子園」へ3年連続でゴールドスポンサーとして協賛すると発表した。後継者・後継予定者が自社の経営資源を土台に事業構想を競うピッチイベントで、同社は企業特別賞「地域創生賞」を設ける。

株式会社日本M&Aセンター・2026年8月7日

OBC、海外子会社管理のオンラインイベントを9月9日に開催

オービックビジネスコンサルタントは8月5日、海外子会社管理をテーマにした「OBC Global EXPO 2026 Autumn」を9月9日にオンラインで開くと告知した。海外進出企業の経営者や連結・財務経理部門などを対象に、各国の専門家が実務的な解決策を提言するとしている。

株式会社オービックビジネスコンサルタント・2026年8月5日

LayerX、「バクラク人事労務」の先行トライアルを開始

LayerXは8月3日、AI人事労務サービス「バクラク人事労務」の先行トライアルを始めた。申請・承認と従業員マスターの更新をつなぎ、住所・扶養の変更確認から帳票作成、電子申請までを同じ画面で処理できるとしている(機能にはリリース予定のものを含む)。

株式会社LayerX・2026年8月3日

実務経営研究会の新着セミナー

国税庁、熊本地震の被災事業者に消費税の届出特例 課税方式の変更やインボイス登録取消しを指定日まで受け付け

国税庁は8月12日、令和8年熊本地震の被災事業者に適用する消費税の届出特例の期限「指定日」を定める告示(国税庁告示第22号)を出し、リーフレットで手続きを案内している。特例では、課税事業者や簡易課税制度の選択(不適用)の届出を指定日まで受け付けて被災日を含む課税期間から適用できるほか、基準期間の課税売上高1,000万円以下のインボイス発行事業者は登録の取消しも求められる。対象は地域指定を受けた八代市・宇土市・宇城市・氷川町に納税地のある事業者に限らず、個別に期限延長を受けた事業者やその他の被災事業者も含み、届出書の参考事項欄に「熊本地震の被災事業者」である旨を記載する。

Anthropic、Claudeが生成した文章に「見えない透かし」を導入 検出結果は「Claudeが処理した可能性」を示す

AI開発の米Anthropicは、対話AI「Claude」が生成した文章に、目に見えず機械で判別できる「透かし」を埋め込むと公式文書で公表した。EUのAI法が求めるAI生成コンテンツの透明性への対応で、2026年8月2日以降にEUで提供を始める新しいモデルが生成する文章から適用し(既存モデルも順次対応)、ファイル生成に対応する形式には作成元の情報を記録する国際規格(C2PA)のデータも付与する。検出手段は第三者にも提供する一方、一部のプラットフォームや機能では対応せず、短い文章や大幅な編集・翻訳の後は検出できない場合があり、同社は検出結果だけでAI利用を断定できるわけではないと説明している。

出生数、1〜5月の速報値は前年同期比0.4%増の28万2,222人 5月単月は1.7%減

厚生労働省は7月24日、人口動態統計速報の2026年5月分を公表し、1〜5月の出生数は速報値で28万2,222人と前年同期より1,243人(0.4%)増えた。5月単月の出生数は5万9,663人で前年同月比1.7%減、5月までの過去1年間の婚姻件数は50万6,485組で前年比3.2%増となった。速報値は日本における外国人や国外の日本人、前年以前に発生した事象の届出を含む集計で、日本人に限る月報(概数)とは範囲が異なる。

会計事務所自身のBCPを点検 災害時の顧客データと業務継続に備える

日税連は税理士事務所等に適切な内部管理体制の整備を求め、関与先台帳、書類預かり一覧、情報管理チェックリストのモデルを示している。国税庁は、関与税理士が帳簿や申告書控えを失うと、その後の申告が困難になり、取引先や金融機関への照会による復元が必要になる場合があると説明する。中小企業庁はミラサポplusで、緊急時に備える事業継続の考え方を紹介している。

ヘッドライン

国内経済の動き

実質GDP、4〜6月期は前期比0.3%増の年率1.1% 3四半期連続のプラス

内閣府が8月17日に公表した2026年4〜6月期GDP1次速報によると、実質GDPは前期比0.3%増(年率1.1%)と、1〜3月期の0.5%増に続く3四半期連続のプラスだった。名目GDPは前期比1.2%増(年率4.8%)で、実質の寄与度は国内需要がマイナス0.2ポイント、純輸出がプラス0.5ポイントだった。

10年国債金利、8月14日は2.878% 前営業日から0.005ポイント上昇

財務省の国債金利情報によると、10年国債金利は8月14日に2.878%となり、前営業日13日の2.873%から0.005ポイント上昇した。同じ日の20年は3.750%、30年は4.002%だった。

ドル・円、8月14日17時は159円21~22銭 前日から15銭の円高

日本銀行によると、8月14日のドル・円は17時時点で159円21~22銭となり、13日の159円36~37銭から15銭の円高だった。午前9時の159円43~45銭からも円高方向に動き、日中レンジは159円15~50銭。

国際経済の動き

米生産者物価、7月は前月比横ばい 前年比は4.7%へ鈍化

米労働省労働統計局は8月13日、7月の最終需要生産者物価指数が前月比横ばい、前年同月比4.7%上昇だったと公表した。前年比は6月の5.5%から0.8ポイント縮小し、財は前月比0.7%低下、サービスは0.2%上昇した。

米消費者物価、7月は前年比3.4%上昇 伸びは6月の3.5%から縮小

米労働省労働統計局は8月12日、7月の消費者物価指数が季節調整済み前月比0.1%上昇、前年同月比3.4%上昇だったと公表した。前年比は6月の3.5%から0.1ポイント縮小し、食品・エネルギーを除く指数は2.5%上昇だった。

米原油在庫、前週比1740万バレル増 ガソリンは100万バレル減

米エネルギー情報局は8月12日、8月7日までの週の商業用原油在庫が4億2,440万バレルと前週比1,740万バレル増えたと公表した。ガソリンは100万バレル減となり、原油在庫は過去5年平均を約2%下回った。

税務・当局の動き

国税庁、長官指定書類の告示を改正 事業承継税制の準用規定を反映

国税庁は8月14日、国税通則法施行規則に基づく長官指定書類の告示を改正した。非上場株式の納税猶予・免除に関する届出書などの準用条文を追加し、租税特別措置法施行規則の項番号変更も反映した。

国税庁、類似業種比準価額の業種目別株価を6月分まで更新

国税庁は、2026年分の相続税・贈与税で取引相場のない株式を評価する際に使う類似業種比準価額の資料を改正した。業種別の1株当たり配当、利益、簿価純資産と株価を6月分まで掲載している。

先端AIの動き

Google、Gemini 3.7 Flashを発表 コード課題の初回精度を改善

Googleは8月13日、コーディングとエージェント向けモデル「Gemini 3.7 Flash」を発表した。FrontierCode 1.1 Mainは43.6%で、3.6 Flashの34.4%を上回ったとしている。

OpenAI、GPT-5.6の開発者向け実装ガイドを公開

OpenAIは8月13日、GPT-5.6をアプリケーションへ組み込む開発者向けガイドを公開した。モデルへ与える指示、ツール利用、実装時の選択肢を整理し、能力を安定して引き出すための手順を示している。

OpenAI、GPT-5.6 SolのUltrafastモードをプレビュー

OpenAIは8月13日、GPT-5.6 Solを最大14倍の速度で動かす「Ultrafast」モードをプレビューした。高い応答速度を選べる実行モードとして紹介し、開発者向けに利用時の挙動を説明している。

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